本当に不人気なの?いちファンから見た真田丸
NHK大河ドラマ「真田丸」 第10話「祝言」
大好きだった梅ちゃんと結ばれた信繁。
でも、その祝言すら父・昌幸の陰謀に利用され……
前半のほのぼのとしたシーンと打って変わって、後半になるとスリルたっぷりの展開で、ハラハラドキドキ楽しく視聴いたしました。
おととしの官兵衛も面白かったですが、今年の「真田丸」も面白い!
「功名が辻」「風林火山」「天地人」「江」「軍師 官兵衛」と、ここ10年の間に5作もやっていて食傷気味な戦国時代ですが、
歴史の激流を地方領主という一歩引いた立場から見ることで、より一層「翻弄されている」感じが出ていて、毎回先が読めません。
そして、三谷監督のギャグとスリルの匙加減が絶妙です。
今回も、真田昌幸や出浦昌相がカッコ良かった!
信幸兄ちゃんへの無茶振りもサイコーでした(笑)
そして「黙れ 小童!」で一躍人気者になった室賀様が退場……
登場時から「真田昌幸に反発する国衆役」として、順調に死亡フラグ立てていたので仕方が無いとはいえ、昌幸との会話シーンは熱かったです。
室賀だけではなく、脇役であってもきちんと行動の裏の思いが書かれていて、行動に筋道が通っている……
こういう、主人公の成長を描きつつ、ちゃんと脇役が立ったドラマはいいですね。
去年の大河とはえらい違いです。
ところが、NHKには、批判的な意見も集まっている様子……
話題の作品には毀誉褒貶がつきものとはいえ、結構批判的なご意見も寄せられているそうです。
news.livedoor.com
とはいえ、Twitterでは毎回実況がにぎやかです。
去年も阿鼻叫喚という意味ではにぎやかでしたけどね。
しかし、不人気だったらTwitterで「#真田丸はいいぞ」「#丸絵」なんてハッシュタグはできないだろうし、
大泉洋出演のバラエティ「水曜どうでしょう」をもじった「#真田丸どうでしょう」コラも作られないと思うのですが。
matome.naver.jp
togetter.com
コレに対しては次のようなご意見も。
(承前)
— 日々徒然〜ぶらりBURARIボーイ〜 (@BlogBurari) 2016年3月6日
きっと、そうなんだろうな。
逆に若年層には、自らが生きていくために、少しでも安定した収入・安定した社会的地位を求めて、転職・キャリアアップを繰り返す人が多い。
そういう我々のような世代には、真田家のしたたかな戦略は、とても共感できるものなんだろう。#真田丸
bylines.news.yahoo.co.jp
www.yomiuri.co.jp
抜粋すると
- 視聴率は低いものの、満足度は高い水準をキープしている。
- 視聴率を計測する本放送の前に、BSで先行放送しているため。
- 録画してじっくり見る層が視聴率に現れていないため。
- リアルタイムで見ている層=高齢者?にはウケが悪い。
- 1985年の「真田太平記」と比較しているのかも?
- 騙し合いが価値観と合わない?
- 現代風の台詞回しが軽薄に写っている?
加えて、
- 褒める場合は直接製作元に言わないけど、批判は直接言うから、見た目上、声が大きく見える。
という意見もありました。
これは、視聴率は最低と言われながらも、パブリックビューイングイベントなどを成功させた「平清盛」の時とダブりますね。
www.nhk.or.jp
「いいものはいい」と、きちんと声をあげよう。
ドラマ製作者の皆様におかれましては、決められたクールをきちんと作らなければならないという重責と毎回毎回闘っていることと思います。
ましてや「大河」という大看板。
重みは並大抵のことではないでしょう。
カンタンに意見を送信できるようになった時代だからこそ、いいものはきちんと褒め、拡散させていくべきだと思います。
真田丸、来週も楽しみにしています。