【受講記録】5/29 マルハチ会ライフプランニング勉強部 株の個別相談会
4/26のエントリーで投資信託講座を受講しました。
その後、試しに日経平均と連動したインデックス型の投資信託を買ってみました。
見事に下げトレンドです。あーあ。
今回の勉強会は、ちょっと趣向を変えて、「株の個別相談会」として、参加者からの質問にバンバン答えていこう!というプログラムです。
が、今回は私を入れて受講者は4名!
たった4人の為に、出張らせて申し訳ないな。開催日をずらしたほうがよかったかな?と不安がありましたが、開催の運びとなりました。
個人の資産に関わることなので、詳細な内容は書けませんが、実際の株価ボードを見たり、自分と投資スタイルが違う人の意見を聞いたりと、とても為になる内容でした。
いくつか響く言葉があったので、紹介させていただきます。
金融の勉強をしないで投資をするのは、無免許運転と一緒
「日経平均の意味」や「どうやって株価が決まっているのか」「なぜ株価が上がるのはいいことなのか」って、学校で習った覚えはありますか?
日本では、殆ど金融教育がされていません。
「9割の個人投資家が失敗するのは、これが原因」と、ガッキーは言います。
金融の基礎知識を持たず、様々な指標の意味と使い方を知らずに、「なんとなく良さそうだから」と買うのは、投資ではなく投機(≒ギャンブル)です。
正しい知識を持ち、自分の頭で考えて買う。
そして、予想が外れたら、何がいけなかったかきちんと振り返る。
そのくり返しで、相場観は磨かれていきます。
長いものには巻かれろ
個人投資家が1人でがんばったところで、相場の流れは変えられません。
トレンドを読み、それに乗ることが大切です。
トレンドを読む上で、重要な指標があります、
- 日経平均 - 日本の株価
- NYダウ - 世界の株価
- 為替(円・ドル、円・ユーロ) - 通貨(≒経済圏)間の強さ
市況全体を確認しつつ、注目している会社がどうなっているかをチェックすることが大切です。
ローソク足チャートは、トレンドの推移を見るときに使う表の代表的なものです。
「日足・週足・月足」の3種類の細かさがあり、それぞれ一日分・一週間分・一か月分の値動きを「ローソク」と呼ばれる四角と縦棒の記号で現しています。
ゴツゴツした富士山も遠くから見ればなだらかに見えるように、期間の単位が大きいほうが細かいブレが取れるので、より予想精度が高くなります。
ただし、1本のローソクを書くためのデータを揃えるまでの時間が長くなるので、タイミングを逃しやすいという欠点があります。(粉飾決算が見つかった時など、「すぐ売らなければヤバイ!」という状況下では逃げ遅れる可能性があります。)
デイトレは日足と週足、中長期の保有は週足と月足で、トレンドを見ます。
また、株を保有している会社から決算期ごとに送られてくる資料は、会社の進もうとしている方向性や、現在の財務体質を見ることができます。
そこからも会社自体のトレンドを掴み、今の時流にあった戦略を立てているかをチェックすることが大切です。
売りを考えてから買え
「グランビルの法則」というものがあります。
移動平均線と株価との関係で、これから上がるか下がるかの予想をつける、「テクニカル分析」のひとつの目安です。
つまりトレンドの潮目が変わりそうな時だったり、株取引をする人の心理が動きそうな時を現します。
かといって、例外も多々あるわけで……
これが「売りが難しい」と呼ばれる理由です。
買った後、売った途端損益が確定します。
「もうちょっと上がるだろう。」「下げ止まるはず」という、根拠の無い確信は塩漬けの元です!
「このくらい上がったら、利益確定のために売ろう」「これだけ下がったら損切りしよう」と、約定のタイミングで目安を決めておくことが大切です。
塩漬けは長期保有ではない
株は買った価格と売った価格の差で儲けます。
つまり、持っているだけなら「まだ勝負中」なのです。
「塩漬け株」とは、買ったはいいものの売るタイミングを逃してしまって、売るに売れなくなった株を指します。
負けていることから目をそらし「ま、配当がもらえるし……」とうそぶいているのは、投資のセオリー上も精神衛生上も絶対NG!と、講師のガッキーは言います。
いい相場になったときに、種銭がなくて動けないのが最も避けるべきこと。
傷が浅いうちにさっさとロスカットして仕切りなおすのがベターです。
「長期保有と決めていても、いくらになったら売るか、あるいは何年持つか、予め決めておきましょう。」とガッキーは言っていました。
休むも相場
「個人投資家の強みは、『投資をしない』という選択があること」だと、ガッキーは言っていました。
つまり景気が悪い時は資金を引き上げておいて、景気がいいときに再び資金を投入することができます。
証券会社の場合は、どうしても運用しなければなりませんから、負けそうな相場の時も工夫をして投資をしなければなりません。
そんな無茶をせず、「楽しんで」投資ができることが、個人投資家の強みです。
ギャンブルでもそうですが、足掻けば足掻くほどドツボにはまります。
冷静な判断をすることが、何より大切です。
まとめ
「あー、どっかで聞いたことある言葉ばっかりだな……」
と、思いながらニヨニヨしていたのですが、真実だからこそ、「よく聞く言葉」になっているんですよね。
今回気になったのが、一緒に受講していた方が
「えっ!では、今売るべきなんですね?」
「XX円で発注すればいいんですよね?」
「今ならどの銘柄を買えばいいんですか?」
と、自分で考えずに結論だけを求めていたこと……
いやいや、ガッキーが「これからこうなるはず。根拠は……」って説明してましたよね?
「時にアナリストや証券マンは、立場上『売れてほしい株』を『絶対儲かる!』として紹介する場合もあるから、自分の頭で考えて、見極めなきゃいけないよ。」
とも言ってたじゃないですか……
やはり、お金儲けって楽はできないようになっているんですね。
その「楽ができない」なりに、「どんな負荷が」「どれくらい」かかっても大丈夫か、自分の器を知ることが、快適に生きていくためには必要なんだと思います。
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また、この母体となっている、社会人サークル「マルハチ会」については、こちらをご覧ください。
余談
参加者の1人が、元某大手のコンサルタント勤務の方で、持参した財務表を読み解いてくれました!
ITエンジニアの勉強の一環で、なぜか簿記的な分野もあるのですが、理屈は分かるものの数字を見ると目がチカチカして、全然頭に入ってきませんでした。
見るべきポイントとその理由を分かりやすく解説していただきました。
この件は、また別エントリーで書かせていただきます!
I様、ありがとうございました。
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