デジタル一眼は難しくない!ママになったら、カメラに挑戦してみよう。
「子供が生まれると、いいカメラが欲しくなる。」
↑夫が夫の同僚から聞いた言葉です。
それを聞いてから、夫がずーーっと
「ほしいーーデジタル一眼ほしいーー!!
ミラーレスでもいいからぁ!」
と、事あるごとにダダをこねていました。
しかし、私は知っています。
結婚式の準備の時に、お友達から本格的なカメラを借りたのに、ピンボケだヘンテコリンな構図だなんだでろくな写真が撮れなかったことを……
なので夫から購入申請が上がるたびに
「機械より腕!
高い買い物なんだし、持っているコンパクトカメラを生かすことを考えなさい!」
と、突っぱねておりました。
私と同じように、「デジタル一眼はプロもしくはディープな趣味人のもの」というイメージを持っている方も多いと思います。
でも、手に取ってみたら、意外とカンタンだったんです。
きっかけは、先日お近づきになったママ友さんでした。
すごくステキに息子を撮ってもらったことで、
「もっとたくさん残してあげたいな……」
と思うようになりました。
そんなことを周りに話していたら、縁あってCanonのKissシリーズをお借りすることができました!
押さえるべきポイントは、「絞り」と「シャッター速度」だけ
本体と、標準ズームレンズ、単焦点レンズのセットを借り、簡単なレクチャーを受けつつパシャパシャ練習。
おお、背景がボケて「プロっぽい」写真になりました。
「撮影のポイントは、F値(絞りの開き具合)とシャッタースピードです。
F値が小さいほど、ピントが合う範囲が狭くなり、ボケが出やすくなります。
加えて画像が明るくなります。
また、シャッタースピードが遅いほど、明るくなりますがブレやすくなります。
このF値とシャッタースピードの組み合わせで、同じ被写体、同じ光源、同じアングルで撮っても、雰囲気が変わるんです。」
という説明のとおり、試しに、[F値 5.0 & シャッタースピード1/250秒]を基準に、F値とシャッタースピードを変えて撮影してみました。
F値が大きい場合とシャッタースピードが速い場合を拡大してみましょう。
※分かりやすいように、左側の写真の暗さを右側に合わせました。
同じ位の明るさの写真ですが、F値が小さいほうが、奥にある蕾がボケているのが分かります。
つまり、「イイカンジの写真」を撮る場合は、F値とシャッタースピードのバランスが大事なのですね!
「絞り優先」「シャッター優先」という違いが分からず、ずっとオートで撮っていましたが、そういう意味だったのですね。
なぜ絞りで被写界深度が変わるかという理屈は、下記サイトを参照してください。
www.kansmemo.com
単焦点レンズでイイカンジにボケた写真を撮ろう
ピントが合う範囲を「被写界深度」と呼び、奥までピントが合っていることを「深度が深い」、ピントが合う範囲が狭いことを「深度が浅い」と呼びます。
深度が浅いと、前景や背景がボケて遠近感が出ます。
ピントの合った部分が引き立ち、その結果、写真に迫力が出るのです。
このように、キレイなぼかしを作るためには、標準のズームレンズではなく、単焦点レンズを使うと簡単です。
単焦点レンズとは、「焦点が単一」のレンズです。
焦点距離が1つなので、ズームができません。
また、ピントが合う位置や画角(写る範囲)も決まっています。
その「縛り」が、面白さを産むもうひとつのポイントだと感じました。
標準のズームレンズだけでもいいと思いますが、更にもう1本、単焦点レンズを買うのがオススメです。
まとめ
カメラについての説明は、もっと詳しい説明をされいてるサイトはいっぱいあるので省略させて頂きます。
私がカメラを触るきっかけになったママ友からの一言ですが、
「デジタル一眼を遊び倒せるかどうかは、ママがポイント」
と言っていました。
パパのおねだりに負けたはいいものの、一通り弄ったらあまり使わなくなった……
というご家庭は、存外多いようです。
子供と接する機会(≒シャッターチャンス)は、ママが多いわけですし、
撮影する際は、子供をセッティングする係と撮影する係で手分けする必要があるので、パパとの写真を撮りたい時は、ママも使えたほうがいい。
今は、子供の撮影に特化した「ママカメラ講座」なるものも各地で開かれています。
カメラを貸し出してくれる教室もあるそうなので、試しにやってみたい方は、チェックしてみてはいかがでしょうか。