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オカンハック

母親目線での「便利!」を備忘録的に書き溜めていこうと思います。

株カフェ 財務分析編に参加してきました。

マネー イベント報告

いつもはテクニカル(チャートの見方)中心の株カフェですが、今回は講師をお招きして、ファンダメンタル(財務分析)の基礎を教えていただきました。

講師は、ビジネスコンサルタントとして企業のM&Aの仕事に携わり、転職して後は若くして経理部長になった飯田さんです。
メガネが素敵なイケメンです!!
しかし、「財務諸表で酒が飲める」という、少し変わった方 Σ('◉⌓◉’)
勝手に持っていた「経理 = 神経質」というイメージを覆す、人当たりのいい方でした。

財務分析では、何をするの?

財務分析では、企業の持つ資産や負債(借金)の額をもとに、その企業の健全性をチェックします。
財務分析をすることで、企業に困難が降りかかった時、稼ぐ力で押し返すか、蓄積した資産で踏みとどまるか、それとも流されて倒産するか、体質の違いが分かります。

財務諸表とは

財務分析では、財務諸表を使います。
これは、会社の資産状況やお金の出入りを記録した、数種類の表のことです。
有名な表が以下の3つです。

今回は、貸借対照表と損益計算書のみかたを教えてもらいました。

貸借対照表

決算日時点での企業の資産(借方)と資本(貸方)を、一覧表にまとめたものです。
資本は「お金をどこから調達したか」
資産は「どのような形で持っているか」
です。
資産と資本の値が等しくなることから、バランスシートとも呼ばれます。

資産は、流動資産(現金またはすぐ現金になるもの)と固定資産(土地など換金に時間のかかるもの)という分類に分かれます。

資本は、負債(借りているお金)と、自己資本(自分または株主からのお金)の2種類があり、
更に負債には流動負債(未払金など1年以内に返さなければならないもの)と、固定負債社債などすぐに返さなくていいもの)の2種類があります。

資産と負債のバランス、負債と自己資本のバランスなどに注目します。

損益計算書

決算期間の間に、いくら儲って、それにいくらの原資がかかったかを表す表です。
売上から、原価を引いて売上総利益(実質の儲け)を求め……と、だんだん数字が減っていくのが寂しくなる表です。

1.単品で読む

まず損益計算書から、売上と利益をチェックします。
これでそもそも儲ってるのかどうかが分かります。
売上はあるのに売上総利益が少ない場合、コストがかかりすぎているのかもしれません。
特別損益がある場合、事業再編をしたのかもしれません。

また、貸借対照表流動資産と流動負債を比較します。
黒字倒産という言葉がありますが、企業が潰れるかは総資産が多いかではなく、取引の際に支払いができるかにかかっています。
資金が一時的に滞っても、流動資産が多ければすぐに資金調達ができます。

2.時系列で読む

売上と利益を、過去3期の決算と比較します。
売上は上がっていても、利益が下がっている場合は要注意です。
原価高騰など、コストがかかってジリ貧になっている可能性があります。

また、グラフに大きな変化があった場合、合併など企業にも大きな変化があったことが推測できます。
変化はなぜ起こった・起こしたのか、その時の選択は当たったのか外れたのか、時系列を追うことで読み解くことができます。

3.他業種と比較して読む

一時的に売上が上がったとして、それはたまたま時流がよかっただけでしょうか?
それとも、戦略がよかったのでしょうか?

ビジネスモデルにより、資産配分は異なります。
例えば、インフラ系の場合、固定資産が多くなりがちです。
同じ業種を比べることで、各社の違いがよりよくわかります。

今回は、任天堂タカラトミーを比較しました。
海外の割合が多い任天堂と、国内販売がメインのタカラトミーという、違いがよくわかりました。

4.ビジネスモデルを考慮しながら読む

飲食店チェーンのコメダを例に見てみました。
コメダは、チェーン店なので、売上の立て方をざっくりと考えると

売上 = 店舗数 × 1店舗あたりの売上
売上 = 店舗数 × (客単価 × 客数)

と考えることができます。

最近、ハロウィンイベントをとりいれたり、移動マイルによりクーポンがもらえるアプリと試験的に提携したりと、新しい動きを見せていますが、全ては来客数の増加を狙ったものと考えることができます。

また、本拠地である東海地方の店舗数が頭打ちになっているのに対し、東京・大阪への出店を積極的に行なっています。

上場後、一時的に株価が下落しましたが、これは短期的なものと、飯田さんは考えているそうで、まだまだ成長の余地はあるとしています。

まとめ

いつも、決算書が送られてきても捨てていましたが、飯田さんの解説がとてもわかりやすく、推理ドラマを見ているようでした。
最初に「決算書で酒が飲める」と聞いた時は「変態か?!」と思ったのですが、その世界をチラ見することができました。

次に決算書が届く時が楽しみです。

飯田さん、企画してくれたガッキー、
お二人ともありがとうございました。