オカンハック

母親目線での「便利!」を備忘録的に書き溜めていこうと思います。

ワーママにおける、子供の健康の大切さをシステム運用の理論で説明してみる

子供って、しょっちゅう熱を出したり、風邪を拾ってきたりしますね。
ママとして、子供が辛そうにしているのはかわいそうだし、看護で気も大量も消耗するし。
働いているママの場合、仕事への影響をも心配です。

子供による欠席を減らすことが、どれだけ大切か、システム運用的に考えてみます。

稼働率とは

IT運用分野における稼働率とは、「一定時間における、システム(しくみ)が正常に動作している割合」を表し、安定性を測るめやすになります。

例えば、1ヶ月の稼働日が20日間のうち、1日おやすみした場合、

19(出勤日)/20(稼働日)= 95%

という割合で求めることができます。

この式が基本となりますが、
稼働日や休む日数、間隔がバラバラだと、平均的な数値を出しにくくなります。
その場合、MTBT(平均故障日数 = 次に故障するまでのおよその間隔)とMTTR平均修理時間:直るまでかかる時間)でも求めることができます。

稼働率 = 稼働時間の合計 / 総稼働時間
= 稼働時間の平均 / (稼働時間の平均 + 停止時間の平均)
= (次に故障するまでの平均時間 = MTBT)/(次に故障するまでの平均時間 = MTBT)+ (直るまでの平均時間 = MTTR

と表すことができます。

さて、「月1回1日休み、そのうち1回はインフルやはしかで7日間休む子」の場合の稼働率を求めてみましょう。

20日に1回休むので、MTBTは20です。
1日だけ休む場合が11回、7日間休む場合が1回なので、MTTRは18/12 =1.5日間 となります。

稼働率は、20 / (20+ 1.5) ≒ 93%となります。

家族全体での稼働率

「家族が稼働しなくなる」というケースについて、ここでは「ノロなどで一家全滅し、誰も家事が回せなくなる状態」と定義します。

兄弟がいる場合

子供が複数いる場合、どちらかが病気になったら仕事を休むことになります。

つまり、直列システムの考え方です。

直列システムの稼働率

(A1の稼働率)×(A2の稼働率)× ……

となります。
稼働率93%のお子さんが2人いた場合、稼働率は約86%となり、月に2日以上休むことになります。
お子さんの稼働率を全部掛け合わせることになるので、人数が増えると稼働率は下がります。

また、機械の故障と異なり病気は感染するので、
誰かが病気になった場合、他の子の病気になる確率もぐんと上がります💦

パパやママ

子供の看病をしなければならなくなったり、大人がダウンしたりなど、家事をやれない状況が発生した時、
パパとママのどちらかが無事であれば、残った方が手が回らないぶんまで助けてあげることができます。

または、看病で連続して休んでしまった場合など、これ以上休むと会社に迷惑がかかる場合も、
もう片方が仕事を調整して、看病をバトンタッチすることもできます。

どれかが無事ならシステムが稼働する場合は、並列システムとして考えます。

並列システムの稼働率の求め方は

1-((1 - A1の稼働率)×(1 - A2の稼働率)× ……)

となります。

例えば3ヶ月に1度しか休まない、稼働率98%同士のご両親の場合、
両親全体の稼働率は99.96%となります。

ただしこちらも、残った方に負担がかかりすぎると、そっちも倒れて全滅するという危険があります。
(機器管理の現場でもありがちです……)

加えて、普段から家事や看病をやったことがないパパだと、
「飯は適当なものでいいよ。」← 作れと⁉︎
「じゃ、俺は外で食べてくるわ」←子供と私の分は⁈
など、悪気なくとんでもないことを要求するので、
普段から慣れさせておいたり、病気でも食べやすく簡単にできる、冷凍うどんをストックしてあるとよろしいかと思います。

稼働率を上げるには

個人個人の稼働率を上げること、それはなるべく健康でいることです。
規則正しい生活やバランスのとれた栄養、適度な運動をすることで、健康を保つことができます。

特に子供たちは「直列システム(誰かが病気になったら問題発生)」となるので、子供が病気にならないことが最重要課題になります。

しかし、もともと虚弱体質なお子さんもいらっしゃいます。
そう言った場合、面倒見る側のバックアップ体制を充実させることで、稼働率をあげることも可能です。

例えば、実家を頼ったり、病児保育や自宅で看護するサービスを利用することで、看病してくれる先を移譲することができます。

リスクマネジメント

「危機を起こさないようにする」とともに「危機が発生した場合、最小の被害に止める対策を取る」
というのも、大切な考え方です。

これらを「リスクマネジメント」と呼びます。

感染拡大を避けるため、入院させたり、無事な方の子供を実家に預けるというのも、
立派なリスクマネジメント(リスク分散)になります。

大企業では、データセンターを沖縄などの離れた地域に複数もつことで、大地震など、地域を巻き込む災害が起きた時の対策をしています。

他にも、感染リスクを減らしたりかかった時の症状を軽くするため、予防接種をきちんと受けたり、(リスク低減)
万一の大病に備えて保険に加入しておく(リスク転嫁)ことも、
リスク対策になります。

まとめ

いかがでしたか?

人をモノのように書いてしまったことは、良くないことだとは思いますが、
機器構成として考えることで、わかりやすくなったのではないかと思います。

家族が心地よい状態を維持することと、システム運用は似ています。

また何かネタがあれば、載せていきたいと思います。