アフター育休でJUMP!会に行ってきた
こんにちは。カーチャンです。
前田 恭子さん主催の「アフター育休でJUMP!会」に行ってきました。
アフター育休でJUMP!会 とは
「アフター育休でJUMP!会」は、育休復帰後3年以内の方を対象にした、仕事+αの領域でお互いを高めあう場です。
もともと2017年から「育休でJUMP!会」という、育休中の方向けの勉強会があり、
「育休後にもこういう場が欲しい!」という卒業生からの要望で始まりました。
おなじみ、キャリアコンサルタントの柴田 朋子さんをお迎えして、課題図書をベースにしたミニセミナーや意見交換会などで
ゆるく、かつ熱く、「今後のキャリア、どうする?」を考える場です。
今回の課題図書は、こちら。
- 作者: 冨山和彦
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2017/03/31
- メディア: Kindle版
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今、教育関係の講演会に行くと、猫も杓子も「AIに仕事を奪われない、活躍できる子に育てるには?」についてばかり。
私の興味のある分野だからつい情報を拾ってしまうのかもしれませんが、若干食傷気味な「第四次産業革命 = AI実用化」について、
経済(マネタイズ)の方面から、現在を読み解いていく内容です。
感想
相変わらず子連れで行ったので、集中して聞けてないのですが(ノД`)
AIが実用段階になることにより、今までマンパワーでやってきた「分析すること」「類型を探すこと」が、だいぶAIに置き換わるんじゃないか?
ということが、本から読み解けました。
例えば、弁護士も膨大な法律の知識と判例をもとに戦う訳ですが、
それがAIでファジーな検索ができるようになれば、弁護士の仕事の何割かは代替されてしまいます。
そうなると、いかに依頼人から情報を引き出すかとか、その材料を組み立ててどう弁証するかという、もっと上位の仕事が主体になるでしょう。
パソコンが当たり前になったみたいに、今後AIがメジャーになったら、
仕事の仕方も産業構造も大分変わる=「第四次産業革命」ということなんですね。
その内容を元に、
今まで「強い」「安泰」とされていた「士業」「公務員」を、子供に目指させていいの?とか、
モノホンの「ヒューマンスキル=人間が得意なこと、人間にしかできないこと」ってなんだろうね?とか、
生産性あげろってんなら、ハンコの角度で差し戻すの、ホント無駄じゃね?
偉い様へのリマインドメールだって、BOT(自動送信プログラム)使えばよくね?とか、
皆さん、不満や不安が出てくる出てくる……
「ていねいな生活」「ていねいなお仕事」に、皆さん洗脳されてないですか?
では、「自己満を得るための『ていねいさ』」と、「本当にクオリティを上げるための『ていねいさ』」の差ってなんだろう?
それに気づくためには、現場ではなく、もっとメタな俯瞰的な視点でみなきゃダメよね?
育休明けって、外の風に当たってきてるから、そういうの、良く見えるのよ。
というメッセージを、柴田さんや同じ育休明けの仲間から受け取りました。
「右へ倣え」の日本人には、敗戦時の鬼畜米英からギブミーチョコレートへの手のひら返しの前例があるから、
変わる時は一気に変わるぞ、と、課題図書にも書かれていました。
手のひら返しの連鎖の中、柔軟に波に乗っていったほうが楽なのですが、いざそうなった時、今までの価値観(人生の土台)を手放せるか?ということはオトナ世代の大きな課題であり、
特に狭間世代の我々アラサーアラフォーは、もう半ば土台ができているけど、このまま逃げ切れる世代ではないので、
えいやっ!と跳ぶかどうか、勇気と準備が問われる世代ではあります。
(ほんとマジ「貧乏くじ世代」。)
もちろん、企業にとっても変化を捉えられるか?は重要であり、
その為には、ダイバーシティ化を推進して、いろんなタイプの従業員が集まってもうまくやれる仕組みを整えていったほうが、柔軟性を高められるよね。
(だから、アンタら「異分子」こそ、出世して会社を動かせる立場になんなさい!と、耳の痛いお言葉……)
個人的には、本の行間から漂う「ハーメルンの笛吹き男のニオイ*1」が癪にさわるのですが、
技術をマネタイズ側から見ると、そう見えるんだろうなぁ、と。
技術職を金の卵を産むガチョウだって思うなら、もっと丁寧に扱ってくれやがれ。
「本著が指すAIの定義」を敢えて語らないのは卑怯だけど、まぁ、それはマネタイズする偉い様には興味がないことなんだから、外したのかな?
(変なこと書くと、技術屋からメンドクサイことつつかれるだろうしね。)
ただ、改めてその関連技術を学びなおしたけど、
やはり全知全能の「Deus ex machina(機械仕掛けの神)」とはなり得ないし、
ある意味「経験則による直感の再現」みたいなもんだから、下手に「神の啓示」のように盲信すると痛い目にあうぞ、
ということだけは、迷える「偉い様」のために明記してほしかったな、と思いました。
振り回されるのはいつだって下っ端なんだ!チクショーー!!
おわりに
育休でJUMP!会および、アフター育休でJUMP!会はこれからも、だいたい毎月ペースで開催されます。
育休中、育休明けホヤホヤのママさん(もちろんパパも!)は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?
募集は、前田 恭子さんや柴田 朋子さんのブログ、Facebookなどから拾えますので、ぜひチェックしてみてください。
以上、カーチャンでした。
猛牛女子にいつでも会える!柴田さんの新会社
育休から大分経ってるから、参加できない〜 って方はこちらをどうぞ。→Q-tao
*1:昔いた、部署を引っ掻き回して去っていった役員と同じ臭い…!