オカンハック

母親目線での「便利!」を備忘録的に書き溜めていこうと思います。

家族ではぐくむ ミライを生きる力 を聴講しました。

こんにちは。カーチャンです。
関西の皆様、地震大丈夫でしたか?
私の知人も、たまたま旅行に行っていて帰れなくなったり、棚の食器が割れてしまったり、様々な被害を受けています。
お気をつけてお過ごしください。

さて、昨日、とよた男女参画センター主催のイベント「さんかくフェスタ」にて、
市民団体「ラヴィ・ド・ファム」さんのトークセッション「家族ではぐくむ ミライを生きる力」を聴講しにいきました。

公演の目玉は「お手伝い至上主義!」などの育児本や「経営戦略全史」など、数々の著書を出版されている三谷 宏治さん。
ちょうど2〜3年前に、瀬戸市の講演会を聴きに行ったことがありますが、
(ブログを漁ったけど、見つかりませんでした。開設する前だった?)
ユルそうに見えて、実は子供達に徹底的に考えさせる子育てを実践されている方です。
さすが一流コンサルタント……

コーディネーターは、(このブログではおなじみの)柴田 朋子さんです。

子供の人生、誰が責任とるの?

柴田さんのイントロの後、三谷さんの講演が始まりました。

紹介文には「AI時代に〜」みたいなことが書いてあったのですが、
AIの絡み一切なし!!

まず、産業革命の黎明期に、一瞬だけ流行った「ある職業」を例に、
「時代の流れによって、流行り廃りが生まれること」を解説し、
今後の社会構造の変化で、同じことが発生する予測の説明がありました。

実際に、既に証券トレーダーやなど「大量の情報を、決まったルールに従うこと高速に正確に処理すること。」は、AI(コンピュータ)に置き換わりつつあります。

時代の転換点の中、今までにないビジネスを作り出す「起業家」が増えています。
お隣の中国では、なんと日本の人口に匹敵する起業家がいるそうです!

そんな時代を生きる子供たちに必要なことは、「試行錯誤を粘りづよく続ける力」や「10人中3人になることを恐れない勇気」「時代の変化を楽しむ好奇心」と説きます。

そして、その心を育むために、小さい頃から試行錯誤=沢山の失敗の経験 を積ませることが必要であると言います。

親心としては、「宿題、やった?」と、先回りして問題を潰したくなってしまいますが、
それは、子供の「宿題を忘れてきて、困った!」という経験を潰してしまうことになり、
もし、そのままズルズル社会人になってしまったら
「だってお母さんが(上司が)、注意してくれないから…」
なんてアホみたいな文句を垂れる「使えない奴」に成り下がる可能性があります。

かといって放っておけばいいわけではなく、
「次、どうすればいいか?」
を、一緒になって考え、決断・工夫する手助けをしてあげることが大切であり、それこそが正しい「フォロー」と言えるでしょう。

「子供の物理的、経済的、心理的な自立が、子育てという人材育成プロジェクトの目標」と
三谷さんは言います。

「どうせ親の忠告なんてほとんど覚えてないし、
自分の決断によって痛い目みないと、肌感覚としての理解は得られない。
だから逆に、『物分かりの悪い、察しの悪い親』になって、壁を超える訓練をさせましょう。」
という内容でした。

感想

「観察しても、手も口も出さない」
というのが、理想的なのだろうとは思います。
そこがなかなか難しい!!
「なぜ?」と正しい問いを立て、壁になってあげることって、こっちが数段頭良くないと、無理じゃないですか?😣

と、講演の質疑応答で質問させてもらいましたが、
「親側も、経験、練習です。」
と……!ギャフン。

私たちくらいの「ロスジェネ世代」は、政治家の不祥事など、1つのミスで総スカンを食らう大人の様子を見てきました。
また、一度ドロップアウトすると二度と這い上がれない様子も見てきました。
そんな「安全運転事なかれ主義」「考えるな、流されろ」の我々が、
子供に「諦めずにチャレンジしろ!」って言っても、果たして響くのだろうか……

なんてことを考えながら帰路につきました。

そこらへんは、日頃の観察とコミュニケーションがものを言うんですかね。
詳しくは三谷さんの著書を。

親と子の「伝える技術」

親と子の「伝える技術」

そうそう、たまたま講演前にブラついていた三谷さんにサインもらったんですよ。
ラッキー


ホールはそこそこ広かったのに、半分いかないくらい。
子供たちが多かったので、これくらいのゆるさで良かったと思いますが、
500円でこの講演が聞けるのに、その機会を棒にふるって、クッソもったいねーぞ!
豊田市のみなさん!!


さて、最後になりますが、
講演の行き帰り、お友達のKさん夫婦に同乗させてもらって、色々なお話をさせていただきました。
人材紹介業にお勤めの旦那様から、
「これからは、自分で決断する、他人の決断を後押しする能力が必要になるんじゃないか。」
と、予測していました。

AIなどで素材はいくらでも揃うけど、
その材料からどう判断するか?は、まさに「裸足の国のセールスマン」だし、
行き着く先には、他人の協力がどうしても必要になるから、考えを人に伝える能力も求められてくよね。
だから、暗記より、作文やディベートなどを重点的にやらせるべきだ、という意見でした。

私は結構、単騎で出かけてしまうので、他者の意見を聞く機会がないのですが、
友づれってこういう全然違う視点からの意見が聞けていいですね。

また誘わせてくださいね。

三谷さん著書

子育ての本

戦略子育て

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