一度は閉じた「感情的にならない子育て」を読みきった
こんにちは。カーチャンです。
お友達から、「感情的にならない子育て」という本を借りました。
- 作者: 高祖常子,上大岡トメ
- 出版社/メーカー: かんき出版
- 発売日: 2017/10/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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カーチャンは器が小さい上に
三角フラスコ型というか、一線越えると
「感情を抑えなきゃ」「分かるように話さなきゃ」「相手の話を聞かなきゃ」と、色々考えて一気にムキーーッとなってしまうタイプでして、
最近は息子とコミュニケーションを取れるようになって若干は落ち着いたものの、
お腹が空いていたり、寝不足だったり、
他の事でストレスが溜まっていたり、
やる事いっぱいでテンパってたりすると、
「いいからさっさとやんなさい!💢」
「邪魔だから手を出さないで!💢」
と、感情的になってしまいます。
常々マズいとは思ってはいたので、
ママ友の家にお呼ばれした時に、本棚にこれを見つけ、早速貸してもらいました。
第1印象は「それができたら苦労しねぇよ!」
この本の著者 高祖 常子さんは、児童虐待防止法ネットワーク理事、ファザーリングジャパン理事など、数々の子育てNPO法人の理事を歴任した、子育てアドバイザーです。
なので、ここでの「感情的にならない」とは、大人の怒りに任せて、子供を叩いたり怒鳴ったりしない、という意味で使っています。
(決して「感情を殺して地蔵になれ」という意味ではない)
しかし、分かっちゃいるけど、目次に「怒鳴らない・叩かないと決めよう」と書いてあるのを見て、ヘコみました。
いや、そうは思ってるんだって。
でも、できねぇんだって。無理なんだって。
目次だけで心が折れて、一旦読むのをやめました。
3つの要因を断ち切れ
心に余裕がある時にぼちぼち読んで、一週間くらいかけて読みました。
まだ目を通しただけで、あまり深く読めていないのですが、
イライラ
= 予測・希望・意図とのギャップを埋めたい気持ち
= 親と子供の意識・能力のズレ
なんだな、ということ。
例えば、
- 9時までに寝かせたい私🆚まだ遊びたい息子
- 野菜も食べてほしい私🆚肉と米があれば十分な息子
- さっさと掃除を終わらせたい私🆚掃除道具を触ってみたい息子
大人なら(毎回成功する訳じゃないにしろ)
機嫌が悪いのを察して放っておいたり、
譲り合ったり、
話し合いで認識のすり合わせを行えるのに、
子供は引きませんからね。
そりゃ細かいことでいちいちいちいち衝突して、細かく、細かぁーくストレス溜まりますわ。
余談ですが、「細かいストレスの積み重ね」って結構厄介で、
小さいことだと我慢していると、ある時限界を超えてドッカン🌋といくわけです。
普段スルーしてる分、相手からすると「前回は許してくれたのに、なんで今回に限ってガチギレしてるの??気分屋??」と混乱するわけです。
↑これ、「彼女/嫁が些細な事で怒った」とかいうボンヤリ男性にも起こることですよね。
この衝突を回避するポイントは 親の気持ち・子の気持ち・親の行動の3つがあって、
それらに対してできる対策を打っていこうという内容でした。
- 親の要求レベルを下げる
- 子供の発達過程を理解する(こういうもんだ、こうしたかったのか)
- 躾けるべきところを絞って、残りは自主性に任せる など
- 子供の行動・納得を促す
- 考えや気持ちの言語化を手伝ってあげる
- 触ってほしくないものは管理する
- 予め約束を決める(後5分でご飯だよ)など
- ストレスを行動(暴力、暴言)に移さない
- 暴力のデメリットを認識する
- 自分の危険水位を知る
- 適度に発散する など
敵がいるのは本能寺だけじゃねぇ
この本には、パパ対策、親族対策なども載っていました。
「躾は愛の鞭があってこそ」という考えの方が身近にいる場合、教育方針で色々拗れて
子供も混乱してしまいます。
また、「最低限の躾」についても、実際は家によってばらばらなので、せめてパートナー間だけでも話し合うべきだ、と書いてありました。
家という閉じた空間で、そこでストレス溜めると逃げ場がないですよね……
人間関係('A`)マンドクセ
まとめ
豊田市で虐待死事件が起きました。
殺人は殺人ですが、加害者の母親は3つ子をワンオペ育児していたと知り、胸が痛みました。
1時間しか寝れてない、0歳児3人連れていてはサポートを求める声をあげるのすら大変、など、
子供を産んで「虐待は他人事ではない」と強く感じました。
なんかのきっかけで、私もリミットが外れるかも、と怖さを感じます。
この本を読んだからといって、即ホトケの心が持てるわけではありません。
しかし、カッとなる前に客観的になれるヒントが書かれています。
自分でも買って、何度も読み直して少しずつ理解していこうと思います。
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