フィッシャー・プライスのベビーベッドがリコール
アメリカの大手ベビー用品メーカーの「フィッシャー・プライス」のベビーベッドがリコール対象になっています。
寝返りを打った際の窒息事故で、2009年の発売以来、30人の赤ちゃんが亡くなっているそうです。
フィッシャー・プライスって、トイザらスなどでよく見かけるメーカーですよね💦
知育玩具など、品質もデザインもいいというイメージを持っていたので、とてもショックです。
メーカーで回収・返金に向かって動いており、
「所有している場合は速やかに使用を中止してください」と呼びかけがありました。
↓公式のリコール情報ページ(英語)
Mattel and Fisher-Price Consumer Relations Support Center - Recall
日本版の公式サイトはないようなので、
お持ちの際は購入店にお問い合わせいただくのがいいのではないかと思います。
以下、私見です。
子供を亡くされた親御さんを責めるつもりはありません。
製品の構造を見ると、ハンモックみたいに受け止める形になっています。
ハンモックって動くから、布団と比べると大人でも寝返りをうつのにコツがいりますし、
そもそも寝返りできるようになったかな?って月齢の赤ちゃんは、右には打てるけど左にはできない、みたいなことがよく起こる、不器用な生き物です。
また、昨日までできないと思ってたのに、いつの間にかできていた、ということもあります。
「寝返りを自由に打てない時期のうつぶせ寝は窒息の危険があるので、なるべく仰向けで固めの敷布団に寝かせてください。」
と、常々通わせてる保育園でも注意喚起されていましたが、
この事故もなにかの拍子でうつ伏せになってしまって、仰向けに戻れなくなったようですね。
メーカーの取説にも、寝返りさせないように、腰ベルトをつけるよう注意書きがあり、
実際に事故が起こった時も、ベルトをしていない状態で起こっていたみたいです。
(動転している時に「ベルトしてなかったんじゃないですか?」と聞かれて「してました!」と断言できるのか?という疑問はありますが。)
スイマーバをお風呂で使って溺れさせた事故と状況が似てるような。
赤ちゃんってとってもスペランカー。
他社のハイローチェアやバウンサーでも、腰ベルトをしていなければ窒息事故や落下事故が起こるような気がします。
ハイローチェアやバウンサーは、赤ちゃんの一時置きにとても便利なんですよね。
だからついつい「ミルクを作る間だけだから」「トイレに行く間だけだから」と、ベルトなしで急いで置いてしまうことがあるのですが、
取説をよく読んで、適切に使用しないと危険ですね。
私も気をつけようと思います。