オカンハック

母親目線での「便利!」を備忘録的に書き溜めていこうと思います。

続 Amazon Echo奮闘記 Switch Botで夢が広がる

こんにちは。カーチャンです。
前回Amazon Echo Flexで寝室をスマートホーム化しました。
電気とエアコンだけでなく、暑がりの夫は古い扇風機も愛用しています。

今度はこちらをスマートスピーカーから操作できるようにします。

使うのは、「スイッチボット(Switch Bot)」というボタンを押す「だけ」のロボットです。
そして、そのロボットとスマートスピーカーを繋ぐハブとして、同じ会社の学習リモコンを使います。

操作したいのはこの扇風機。
20年モノの骨董品です。

プラが黄ばむほど使い込んでます。

スイッチボットはこんなロボット


スイッチボットは、遠隔操作でボタンを押してくれるロボットです。
42 × 35 × 22mmほどのボデイから小さなアームが回転して出てきて、スイッチを押してくれます。

んんん…
なんだか可愛い……
私のガジェットフェチのツボまで押すとは。

Ejectコマンドユーザー会!Ejectコマンドユーザー会じゃないか!

動かしてみよう

スイッチボットのアプリをダウンロードして、スマホからBluetooth接続すると、スイッチボットを使用できます。
結構簡単です。

スイッチボットの裏側には、強力な両面テープがあり、壁面や本体に貼ることができます。
ただし「強力すぎ!」というレビューもあったので、まずは手で押さえてテストします。

このサーキュレーターでテスト。

スイッチおーん!

動きました!
2〜3mmほど沈み込むため、平らなスイッチでも大丈夫です。
逆に扇風機のスイッチみたいな沈み込まないスイッチは大丈夫かな?と思ったのですが、
強力粘着シールが耐えてくれるらしいです。

ちなみに、「押してもどす」押すモードと「上げる、下げる」ができるスイッチモードがあります。

スイッチモードの場合、アームに釣り上げ用のステッカーをつけて、スイッチを引き上げます。

ハブを使うと、Alexaから音声で操作できます。
ただ、決まった時間にスケジュール実行はできるようですが、
「30分後に…」というタイマー実行はできないようです。
どうしてもやりたいなら、定型アクションで追加するか、自力でスキルを作るか…

これでも、「何分後」って時間指定はできないので、ちょっと不便かも…

使いどころが難しい

無限の可能性を感じるスイッチボットですが、
小さいとはいえ、サイズがそこそこあるので、扇風機の風量スイッチのような並んだスイッチに対して、それぞれに設置するにはスペースが足りません。

また、粘着テープで固定するため、砂壁や曲面など、しっかりくっつかない材質もあります。
賃貸の場合は、剥がすときに壁紙が傷つく可能性も覚悟した方がいいかも。

加えて、小さいスイッチの場合、押すときに邪魔に感じると思います。
デザイン性も悪くなります。

リモコンがあるものは、学習リモコンで操作したほうが無難なんでしょうね……

電気スタンドやコタツなど給電・遮断のみでコントロールするタイプの機器は、スマートプラグの方が向いているかも。

また、こういう製品は、操作対象の状態を監視しているわけではないので、スイッチを手動やリモコンで動かすと、スマートスイッチやリモコンの内部で持ってる情報とズレて誤作動を引き起こすことがあります。

リモコンで点けたエアコンをAlexaで消したら、次に点けたい時にリモコンの操作を受け付けなくて困りました💦

「リモコンが無い意味」を考える

スイッチボットを動かしていてふと思い浮かんだのが、工場に入るときに受けた安全教育です。

工作機械の中には、分厚い鋼板すら曲げるプレス機など、正しく使わないと命の危険があります。

大型の工作機械の場合、いわゆる「ポカよけ」と呼ばれる機構が組み込まれており、労働災害を防止するように設計されています。
例えば、プレス部分に手を置いた状態で操作できないように、スイッチが2つあって必ず両手で押さないと操作できないようになっているものなどがあります。

あくまでスイッチボットなどは、「ボタンを押すだけ」となっていて、機械の状態や周辺の状況は感知していません。

そのため、コーヒーメーカーにつけても、その下にカップがなくてダダ漏れになるとか、誰かの手があって、火傷させることにもつながりかねません。
または、たまたま扇風機に絡まっていた紐が、赤ちゃんやペットの首を締める事故になるかも。

見えないところから操作するスイッチボットは、明らかに「設計上想定外の使い方」になるわけで、
使い所には十分想像を働かせないといけないな、と思いました。

「彼氏と喧嘩してムカついたから、真夜中にエアコンを最低温度にしたったww」という、IoT世代の嫌がらせを聞いたことがあります…

知らないうちにガス床暖や風呂の追い焚きをつけっぱなしにされたら死ぬね。財布が。

地震の後、避難して誰もいないのにタイマー起動がかかって漏電火災するのも怖い。

とはいえIoTはまだまだ「枯れてない」技術なので、これから更なる発展も社会的問題点も、色々出てくると思います。

そうだ!決まった時間にパソコンをオンにできれば、出社時間を偽装できるかも?

考える犯罪がセコいwww

リアル犯罪よりも前に、推理小説や漫画のネタになりそうですが。

「あれれー?おっかしーなー?
スイッチボットは3個登録されてるのに、実際には2つしかないぞー?」
「あなたはその時間、クラブに居たと証言していますが、Alexaに10時に操作したログが残っています。
つまりあなたは、家にいる間にトリックを仕込み、外出先からスイッチをオンにした!
そうですね?」

みたいな。

いっそ

名探偵は、VTuberの引きこもり。
画面の向こうから相棒の警部に指示を飛ばして、部屋から出ずに事件を解決!
誰もその素顔を見たことがない
見た目は美少女、中の人はおっさん
その名もバ美肉探偵・肝御田(きもおた)!

というVTuber安楽椅子探偵、読みたいなぁ。


ともあれ、
スイッチボットは、これまでの家電をIoT化できる一番手っ取り早い方法なので、皆さん是非お試しください。

スイッチボットシリーズは、色々な機器が出ています。
IoTツールについて、我が家では色々手を出してしまいましたが、やはりトータルでまとめた方が登録や管理などの面倒ごとが減るので、
もし、これからスマートホームを始める場合は、スイッチボットシリーズで統一するのもアリだと思います。

現在売り切れていますが、扇風機もあります。

また、現在カーテンを開けてくれるロボットをクラウドファンディング中です。

今後どのような製品が生まれるか、とても楽しみですね。