オカンハック

母親目線での「便利!」を備忘録的に書き溜めていこうと思います。

【受講記録】6/19 マルハチ会特別編「人生のコアってなんだろう??〜異世代・異業種での全員参加型トークライブ〜」

そろそろ育休終了の足音が聞こえてきました。
仕事は楽しみだけど、今までのぐうたら生活からの卒業は正直面倒くささも感じます。
毎日家事を行うだけでもへとへとなのに、体力が持つのか?という不安もあります。
ああ、その前に保活しないと……
周りのママの話を聞いてても、ウチの地域は大変みたいです。

そんな状況で主催者のガッキーから
「『ワーク・ライフ・バランス』についての講座をやるよ!
ワークライフバランス変わるだろうから、聞きにおいで。」
と誘われ、スタッフとして参加致しました。
途中で参加者が集まらず、内容の練り直しというアクシデントがありましたが、無事開催することができ、ほっとしています。
当日も足元が悪い中、大勢の方に参加いただきまことに感謝しています。

第一部 宮代氏 セミナー&トークライブ

ワークライフバランスの基本的な考え方」についての講義でした。
元々、ここがメインでガッツリ2時間のはずが、30分の超ダイジェスト版になりました。

ただただ「育児休暇・介護休暇推進!」というだけでは、ダメですよ。
自分のコアを見つめて、それにあわせて生き方を組み立てるべきだ、という話でした。
コアは年齢や、社会的な役割によって変化するので、
結婚出産など、ライフイベントごとに見直すべきだと、宮代氏は仰っていました。

トークライブは、参加者の自分の価値観や考え方を述べる場でした。
「結婚についてどう思う?」というコーナーでは、

「出産で嫁は変わるからな!男だってハゲる。
『好きだから』だけじゃ結婚を続けるのは難しいぞ。覚悟しておけ!」
「その人と結婚するんじゃなくて、結婚は家同士の結びつきという側面もあります。
同居するとしがらみがより顕著になるから、慎重に検討しましょうね。」
「お金や時間など、自分にゆとりがあることで相手への気配りができる。
ちゃんと家族を支えれるだけの収入があってこその結婚生活です。」
「やはり、対話をして、相手の価値観を受け入れることが大事。
お互い価値観をすり合わせる努力をすることで、自分も相手も少しずつ変わって、居心地のいい空間を作れる。
それは、夫でも義理実家でも、もちろん自分の親でも同じこと。」

という、既婚参加者たちの実感のこもった声が面白かったです(笑)

気になったのは、「男は仕事。女は家庭。」という、高度経済成長期の家族モデルは、
東海地方ではまだまだ根強いながらも、女性の自立とともに崩れつつあることと、
それに伴い、「そう思う人」と「そうは思わない人」との温度差による軋轢が激しくなってきている話も出ました。

労働人口の減少に伴い、今まで働いていなかった女性や高齢者、外国人も人材として求められるようになっています。
働く人や、働き方が多様化する中で、企業はより柔軟な雇用が求められている、
と、宮代さんは仰っていました。

第2部 ワールドカフェ

参加者がテーマテーブルを移動しながら意見を交換していく「ワールドカフェ」形式で、コアにまつわる様々なテーマについて話しました。
私は「いい人生とは?」というテーマテーブルでファシリテーターを勤めました。

やはり「人生」とついただけに、
「死ぬ間際に振り返ったとして満足感のある人生が、いい人生である。」という意見が早くから上がりました。
特に中盤には、ソーシャルワーカーの方や、生活保護世帯を支援する方などが集まったため、
「幸せそうな老後を送っている人の特徴」や、「葬式ででるお人柄」などの話があがりました。

話の中からキーワードをピックアップするとしたら「自己決定」と「他人とのつながり」です。

自己決定というと、「自分で『やる』と決めたこと」をイメージしがちですが、
親が決めたことに従った場合でも「『親に従う』と、自分で決めた」ことであり、
やらなかったことも、「『やらない』と自分で決めた」ことになる。
無意識の自己決定を自覚できることが、ただ後悔するか、実りある振り返りになるかの違いにつながるのでは?と、意見が出ました。

自己決定をするには、価値観(≒コア)が大切だという話にもなりました。
第一部で触れたとおり、コアは時とともに変化するので、自分の心に問いかけながら前を向いて試行錯誤しつづけることが、
幸せであり続けるコツなのかもしれません。
毎日の感謝と祈りが日々の振り返りにつながり、自己肯定感をはぐくむという意見もありました。

「他人とのつながり」については、
自己決定し、自己肯定することが基本ですが、
社会に受け入れられ、質のいい繋がりを沢山つくることが、弱った時の支えになるのでは?という意見もありました。
価値観は人生の指針になりますが、それに囚われすぎると苦しみを産みます。
多様な価値観に触れることで、あたかも柱が沢山立ったような精神構造にすることができます。

まとめ

今回、「働く」ことがテーマだったためか、男性が多めで、キャリアやソーシャルに関わるご職業の方が多かった印象です。
また、マルハチ会の中心である1980年代よりも年上の方が多かったように思います。

個人的には、第3部こと「飲み会」のほうが楽しかったんじゃないかと思います。
子供が小さいことと、元々アフターに魅力を感じないほうなので(頭がパンパンになるから、静かに考える時間を持ちたいタイプ)ご辞退申し上げましたが、
もっと腹を割った話が出来たのではないかと思います。

宮代様には申し訳ないのですが、
イベントの内容より、スタッフとしてイベントを盛り上げたり、ファシリテーターの経験を積めた事が、今回の収穫となりました。
至らない部分が多かったと思いますが、参加していただいた皆様から「普段聞けない意見が聞けてよかった!」という声が聞けてよかったです。

講師の宮代様、主催の西垣さん、加えて共にイベントを支えたスタッフの皆さんに、とても感謝しています。

☆宮代様のWebページ☆
c-l-c.nagoya

☆マルハチ会のWebページ☆
maru8-kai.net
マルハチ会にご興味のある方は、上記サイトの「お問い合わせ」からご連絡ください。