ママカメラ講座に行ってきました。
柴田 朋子さんのセミナーでお知り合いになった、グラフィックデザイナーの梶 景子さんに、写真の撮り方を教えていただきました。
会場は日進市の某公園、我が家の他に数家族と一緒に受講しました
写真の基礎
「写真とは、光の芸術である」
と、梶さんが尊敬するカメラマンさんが仰っていたそうです。
私の世代なら知っていることですが、昔はカメラの中には「フイルム」と呼ばれる、光によって変色する薬品が塗られたセロハンみたいなものが入っていました。
レンズの外から入ってきた光は、レンズによって屈折し、フイルムの上に像を結びます。明るいところは変色度合いが大きく、暗いところは変色度合いが少なくなるので、明暗を記録することができます。
レンズには「絞り羽根」と呼ばれる、人間の瞳孔及びまぶたにあたるような機構があり、レンズを通る光の量と時間を調整します。
絞りが開いていて、通る光が多いほど、
また、光に晒されている時間が長いほど、
フィルムは変色しやすくなります。
デジカメの場合、フイルムの代わりに光センサーで光の情報を記録していますが、原理は大きく変わりません。
イメージ通りの写真(光)となるように、
被写体(環境)・構図・撮り方を整えることが、うまい写真の極意なんだろうな、と、梶さんの話を受け取りました。
撮り方の構成要素
マニュアルモードで主に操作するのが
ISO感度・ 絞り(F値) シャッター速度の3つです。
「カメラを扱える」ということは、この3つを操作して、明るすぎず暗すぎない最適な光の量にすることです。
ISO感度
前述のフイルムの「感光しやすさ」を指します。
数値が大きい方が感光しやすくなるので、暗いところでも明るく撮れます。
しかし、光情報を増幅しているようなものなので、やりすぎるとノイズが出ます。
絞り
開く(F値が小さい)と、明るくなりピントの合う範囲が狭くなります。
絞る(F値が大きい)と、暗くなりますが、風景画のように全体にピントが合います。
手で筒を作って、ピントの違いを視覚で確かめました。
シャッター速度
感光時間が長いほど、明るくなります。
しかし、その間に被写体が動く「被写体ぶれ」や、カメラを支える人間が動いてブレる「手ブレ」などが発生します。
シャッター速度によるブレをうまく利用すれば、疾走感のある写真が撮れます。
レッツ撮影
梶さんのオススメのカメラの設定を教えてもらい、実地訓練を行いました。
公園の施設の中と、公園の遊具で、それぞれ撮影を行いました。
↑一緒に受講した夫
「慣れないうちは、1回づつプレビューして、様子を見てくださいね。
そのうち、『この光線ならこんなもん』って、掴めてきますから!」
という激励をうけ、子供たちを遊ばせながら撮りました。
子供って難しい!!
動きが速くてブレやすいし、小さいからアップで撮りたいのに、すぐにフレームアウトしちゃう!
笑った顔も一瞬で変顔に……
「お母さん!
あんまり真剣になっちゃダメですよ〜
真剣になると、殺気が子供に伝わって、警戒されちゃいますよ。
何十枚もとって、1枚ベストショットがあればいいって、おおらかな気持ちで撮ってくださいね!」
「お母さんに向ける笑顔は、プロのカメラマンには持てないアドバンテージです。
いっぱい撮ってあげてくださいね。
時には、場やカメラに慣れるまで待ってあげるのも、子供写真の秘訣ですよ。」
↓息子を撮る梶さん
「逆光をうまく使うと、キラキラした写真になります。
オートだとカメラが勝手に背景の方を明るさの基準にしてしまって顔が真っ暗になるんですが、
マニュアルでうまく撮れば、顔に明るさを合わせられるので、フワフワ〜っとした写真になりますよ。」
うむむ、まだまだ「これならこう!」はできないけど、なんとなく分かった…気がする。
いつも絞り優先モードを使っていましたが、やっていることが分かったので、「もう少しこうなれば…」に近づけそうです。
少し自信がつきました。
まとめ
全体的に、お友達と公園に遊びにきたようなユルいふんいきで、楽しく学ぶことができました。
遊び疲れた息子は、帰りの車で爆睡。
息子も楽しんだみたいです。
梶さん、ありがとうございます。
梶 景子さんのブログ
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