犬の十戒改め、プログラマの十戒
n番煎じですが、
発注先の担当者の方へ。
これを心に留めておいていただけると、プログラマが安心して働けるようになります。
- 私たちは魔法使いではありません。納期や使用する機器、スキルやその他もろもろの制約があります。どうか、私に依頼する前にそのことを覚えておいて欲しいのです。
- あなたが私に何を求めているのか、私がそれを理解するまで待って欲しいのです。あなたの業界事情や業務内容に対する知識については、あなたの部署の新人よりレベルが低いつもりで説明してください。
- 私を信頼して欲しい。プログラミングについては、こちらがプロなのですから。
- 質問の回答を1週間も2週間も放置しないでください。あなたにとってメインの業務ではないことは十分承知しています。でも、私の開発期間は、待機時間で食いつぶされているのです。
- 私だけでなく、関連部署にも話を通してください。横槍で仕様が二転三転すると、モチベーションがとても下がります。
- あなたがどのように私を扱ったか、私はそれを決して忘れません。
- 私が提示した修正内容に文句を言う前に覚えておいて欲しいのです。私はあなたの指示した通りに実装できるにもかかわらず、それではまずいと気づいているのです。
- 私が言うことを聞かないだとか、頑固だとか、怠けているからといって叱る前に、私が何かで苦しんでいないか気づいて下さい。もしかしたら、指示の出し方に問題があるかもしれないし、長い間家に帰れていないかもしれない。それとも、もう精神が擦り切れて鬱寸前かもしれません。
- 私がプロジェクトを去った後も、そのプログラムを使っている人がいなくなるまでは、プログラムのメンテナンスをしてあげてください。プログラムもまた「時代遅れ」になるのですから。
- 納品後、初回稼働の時には、一緒に側にいて欲しいのです。このようなことは言わないでください、「もう関係ない。」、「完璧にできているんだろう?」などと。あなたが側にいて、苦情窓口になってくれるから、初日にバグが発覚しても、安心してリカバリに集中できるのです。忘れないでください、「バグのないプログラムなんかない。」と。