オカンハック

母親目線での「便利!」を備忘録的に書き溜めていこうと思います。

身につまされる産後うつ回 「コウノドリ2第3話」

今回は、「迷信妊婦回」と、
第1話から不穏だった「産後うつ回」の決着です。

建築系?のバリバリキャリアウーマンだった、佐野さん。

早く現場に戻って、担当プロジェクトを進めなければ!と焦りますが、
子供には心臓に障害がみつかり、
保育園探しは難航し、(まぁ、月齢低いし、疾患あるし、受け入れてもらうの難しいよね)
旦那は頼れない。(「泣いてるよ。」じゃねーよ、お前があやせ!)
実母からのエールも不甲斐ない自分への攻撃に聞こえてきて、
どんどんおいつめられていきます。


もー、部屋の散らかりようと、動かなきゃと思っても手につかない様子が、すごくリアル!!
そうそう、小さなストレスが、すごい速度でぶつかってくるんですよ。

連れて行けないから、ふらっと狭いけどうまいラーメン屋とか、お洒落なカフェに行けないし、
昼夜関係なく泣いてたたき起こされるし、
提出書類などの作業も、細切れにしかできないし、
母乳の場合は、引き続きカフェインもアルコールも飲めないし。

産んだ時は、物理的に痛くて辛かったけど、
産後3ヶ月までは、寝れなくて辛かった。
拷問や洗脳で、寝かさずに判断力を奪うアレだと思いました。


助産師の小松さんも、なんとかできないか心配しますが、規則の壁や産科の限界があって、なかなか手出しできない。
ソーシャルワーカーも、「手を伸ばしても取ってくれない」相手には、無力です。

ごそっと髪の毛が抜ける描写がありますが、
ストレスなのか、ホルモンバランスの不安定さを暗示していたのか、
ちょっと分かりかねますが、インパクトがありました。

なお、美容師さん曰く、生後3ヶ月くらいにごっそり髪の毛が抜けることは、よくあることらしいです。
妊娠中は、新しく髪を生やすエネルギーを赤ちゃんに回しているので、髪の生え変わりがゆっくりになるのですが、
3ヶ月後くらいから、
「もう普段のサイクルにもどしていいよね?」
と、それまで抜けるのを我慢させていた毛を一気に落とすそうです。


そして、トドメの「会社にお前の場所、ねーから!!」ですよ。
意地で大掃除したんだろうな、という、整った部屋がいじらしいです。
しかも後任リーダーは同期か……
終わったら「マミートラック*1」が確定です。

寄る辺を失った彼女に、更に子供の病気が重なり、ついにポッキリ折れてしまいます。

自殺を図った彼女を、しのりんが引き止めて無事でしたが、
佐野旦那(ナオト・インティライミ)は、しおらしくしてたけど、ぜってーー芯からはわかってねーだろうな。
「鬱なんて気合いだ!」くらいの無神経なこと、これからもちょいちょい言いそう。

1期の小栗旬のように、この後も経過観察を見せてほしい夫婦です。


このド暗いテーマの合間合間に、能天気な「迷信妊婦エピソード」が挟まって、
明るくしていました。

旦那さん役は、金爆の喜屋武さんだったんですね。
バカだけど、明るく楽しいご夫婦なんだろうな!というのが伝わってきました。



「他の人の力を頼るのは、悪いことじゃない。」
「みんな子育て美化しすぎ。」
という、ラストの言葉がとてもしみました。

次週もとても楽しみです。