講演感想「子どものミライにつながるプログラミング教育講演会第2弾~世界の先端ICT教育について~」
こんにちは。カーチャンです。
長久手文化の家で行われた、
「子どものミライにつながるプログラミング教育講演会第2弾~世界の先端ICT教育について~」
に行ってきました。
会場のウエルカムボードは、なんとレゴで作ったドラえもん!
講師の小宮山 利恵子さんは、衆議院議院や「こどもチャレンジ」のベネッセを経て、「スタディサプリ」を展開するリクルート次世代教育研究院院長に就任されています。
大遅刻して行ったので、前半が聴けなかったので残念ですが、とても内容の濃い(小宮山さん早口で喋りっぱなし)の講義でした。
研修カリキュラムなら3日くらいかかりそうな内容を1時間半に圧縮して伝えていただきました。
感想
CLキッズというレゴを使ったプログラミング塾が主催なので、
「プログラミングにはこんな効果があるよ!」「世界ではこんな風にプログラミングを学ばせてるよ!日本も遅れずに!」
という内容かと思ったのですが、違いました。
AIが実用化した時代を迎えるにあたり、世界中で「教育が目指す人材」そのものが変わっているんですね。
「賢い人・有能な人」というと、
今までは「知識を沢山持っている人」だったのですが、(村の長老とかね)
「知識を活用し、高度な判断・アウトプットが出せる人」にシフトしていっています。
しかも今後は「ただ単にデータを集めて傾向を調べる」だけでは、AIに代替されてしまいます。
現に、リクルートでは何万通ものエントリーシートを捌くため、過去活躍している人材のデータを元にAIで書類選考しているそうです。
(確かに、似た人材を入れれば組織に馴染みやすいでしょうが、それだけだと自家中毒起こしそうですね(^◇^;))
もはやコンピュータ(電子的ネットワーク)は社会インフラとなっています。
一般教養としてコンピュータ(プログラミング)のしくみや扱い方を知っておくことは、
交通ルールを知り、守ることと大差ありません。
「日本の基礎学力と道徳は世界に誇れるものですが、なまじっか成功事例があるので、変革を起こしにくくなっているのではないでしょうか。」
という小宮山さんの考察に、はっとしました。
25年以上前に父が会社にPCを導入した時、当時社長だった祖父が
「職場にゲーム機を持ち込みおって!」
と激怒した話を思い出します。
明治生まれの祖父の仕事観では、仕事は帳簿とソロバンでやるもので、電卓はおろかコンピュータも趣味の延長としてとらえていたのでしょう。
今では考えられないことですが、
似たような世代間ギャップを感じます。
講演の中で、「今の小学生が大人になる頃、過半数は今は存在しない仕事についている。」という予想が出ていました。
もし、息子が「YouTuberになりたい!」って言ったら、素直に応援できるでしょうか……
これから、どんどん世界が変わる中で、大人こそ価値観のアップデートが必要では?と思いました。
CLキッズ
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