カーチャンがハンズフリー育児を目指して挫折するまで ②スマートホーム編
こんにちは。カーチャンです。
Amazon Echo Dotとの格闘の日々の続きです。
目指せハンズフリー育児!
まとめ記事はこちら。
Echoで家電を操作する
Echo単体で動くことは確認できたので、次のステップとして家電をリンクさせます。
Echo対応のスマート家電が出てきていますが、うちにはそんな高級なモノはないので、スマートプラグや家電リモコンを中継して操作します。
スマートプラグで操作する
スマートプラグとは、インターネット経由で遠隔操作できるコンセントです。
今回はTP-Linkのこちらを使います。
コンセントに差し、Wi-Fiの設定などのために、スマホにスマートプラグ設定用のアプリをインストールし、ユーザー登録・機器の登録を行います。
「扇風機など動く機器、ヒーターなどの熱源となる機器には使わないで下さい」
とあったので、ライトに使用。
まずはアプリで操作。
スイッチマークをタップすると、オンオフが切り替わります。
おお、点灯・消灯できる!
推理小説のアリバイトリックに使えるんじゃない?
これにはコ◯ン君もビックリだ!
次にAlexaのスマホアプリから、Alexaにスマートプラグ用の「スキル」をセットして、スマートプラグを認識させます。
「スキル」とは、Alexa用のアプリのようなものです。
2つもアプリがあってすっごく分かりづらいのですが、動作の流れは次のようになります。
- 人間がEchoに話しかける
- EchoがAlexaにスキル実行の命令を伝える
- Alexaがスマートプラグ用のスキルを実行する
- (おそらく)スマートプラグの会社のシステムに操作の命令が届く
- (おそらく)スマートプラグの会社のシステムから、実行するスマートプラグに信号が飛ぶ
- スマートプラグのスイッチがオンになる
- ライトがつく
という流れです。
要するに、スマホに機械設定用とAlexa用のスキルの2種類のアプリを入れて、それぞれ設定しなきゃいけないんです。
結構面倒くさいです。
「Alexa、ライトをつけて」
『はい』
できた!
でもこのスマートプラグ、基本オンオフしかできません。
コタツの手元スイッチがAlexa上にある感じです。
基本は本体はずっとオンになっていて、通電したタイミングで動作します。
電源が切れると同時に本体のスイッチもオフになる、誤作動防止機能がついている機器には使えません。
そして、となりのコンセント穴を潰すほどでかい。
うーん、これは使いどころを選ぶぞ……
家電リモコンで操作する
スマートプラグより汎用性が高いのは、家電リモコンです。
リモコンの赤外線信号を真似して、あたかもリモコンを使っているかのように家電を操作します。
リモコン対応の家電ならほぼ何でも操作できます。
一つ一つのボタンを押した時に発する赤外線を覚えさせることもできますし、
TOSHIBAやSONYなどのメジャーどころの機器なら、既にセットで登録されています。
これで息子に隠されたリモコンを探して、家探しすることもなくなる!
1つのスマホにまとめられるから、テレビだビデオだ、なんだかいっぱいあるリモコンもまとめられる!
家電リモコンも更に色々ありますが、今回はラトックシステムのこちらにしました。
ラトックシステム スマート家電リモコン スマホで家電をコントロール ※重さわずか16g / 赤外線到達距離30m / 壁掛けフック搭載 RS-WFIREX4 RS-WFIREX4
- 発売日: 2019/01/25
- メディア: エレクトロニクス
温度・湿度センサーがついているので、赤ちゃんの環境を測定し、自動で運転を切り替えられること、
そこそこお安いことから決めました。
USBケーブルしか入っていないので、別途USB対応コンセントが必要です。
スマートプラグと同じように、
家電リモコン設定用のアプリでセットアップを行います。
今回はテレビとエアコンを覚えさせ、無事アプリから操作することを確認しました。
そして、Alexaにスキルをインストールし、スキルで家電リモコンを認識させます。
「Alexa、家電リモコンでテレビの電源をオンにして」と呼びかけると、テレビがオンになりました。
カスタムスキルとスマートホームスキル
上記の場合、『家電リモコンで』と、スキル名が実行キーワードになっています。
でも、ちょっと冗長ですね。
Alexaで家電を操作する方法には2つあり、スキル経由の「カスタムスキル」と予めAlexaに登録されている命令語に操作を紐づける「スマートホームスキル」があります。
スマートホームスキルの方が話す内容が単純(Alexaおまかせ)でいい分、できることも単純になります。
例えば、
カスタムスキルの場合は「Alexa、家電リモコンで24度でエアコンをつけて」
スマートホームスキルの場合は「Alexa、エアコンをつけて」「エアコンを24度にして」という感じです。*1
スマートホームスキルを有効にする場合は、家電リモコンで登録した機器を「デバイスの追加」でAlexaにも連携させます。
なお、このスマートホームスキル非対応の家電リモコンもあるようなので、購入の際はお気をつけください。
まとめ
①Echo Dot導入編でも書きましたが、これは足の不自由な方に便利ですね!
リモコンも減らせるので、ミニマリストさんにもオススメです。
ただ導入にあたり、「よく分からなくて心配」「使い所が分からない」ということのほかにも、
設定が煩雑なのが普及を妨げる原因かもしれません。
①Echo Dot導入編で行ったAmazonプライムサービスとの連携と比べ、外部サービスを利用するため、更にトラブルシューティングをするのが難しいですし。
加えて、使用する上で、下記の課題も感じました。
課題1. コマンドが言えない、覚えきれない
コマンドの発話内容が複雑になるに従って、私のような音声コミュニケーションが苦手なタイプだと、
「あ…えーと、」と、言葉に詰まってしまい、操作までに慣れを必要としました。
機械相手にコミュ障を発動するなんて、情けない……
(逆に「あれつけて」ができない分、ボケ防止になるかしら)
課題2. 電源・電波の枯渇
完全に盲点だったのが、我が家のコンセントが足りなくなりつつあること。
古いお家だと、家の設計時点でそこまで家電が増えることを想定していないので、コンセントが足りなくなるかも。
Wi-fiルータもそこそこいいやつにしておかないと、電気のブレーカーみたいに、沢山繋ぐと不安定になりますよ。
課題3. チャンネル管理のしくみづくり
「リモコンを持った人がチャンネル主導権を得る」という仕組みが崩れ、子供が音声操作を覚えて勝手に延々とテレビを見ることになりそうだな……とも思いました。
他にも色々思うところはありますが、目下の課題は上記です。
今後の展望についての私見
注目されているスマート家電・IOTですが、
「本当にインターネットに公開する必要ある?
赤外線通信やBluetoothみたいな、家の中で完結できるネットワークじゃダメ?」
というモヤモヤを若干感じます。
おそらく今は実証実験中みたいなもので、そのうち必要の無いものは廃れ、システムとして調和していくんだと考えます。
ただ、スマートホームが当たり前になり、家電のプラットフォームが「建物」に集約されるとなると、「住まい」そのものの寿命も縮まっていくのかな?
そうすると、マンション投資や不動産に関する価値観ってどうなるんだろう?
息子たちが大きくなる頃、経済・社会は今とは全く違う仕組みになっていそうですね。
何はともあれ、幸せに暮らせる国になっていてほしいです。
*1:今後改善される可能性もあります。