オカンハック

母親目線での「便利!」を備忘録的に書き溜めていこうと思います。

LEGO®︎ SPIKE Prime発売に寄せて、LEGOで動くおもちゃを作る時の流れ

こんにちは。カーチャンです。

昨今はプログラミングできるおもちゃが増えてきましたね。
特に最近私が注目しているのはLEGO®︎。
SPIKE Prime(スパイク・プライム)という、プログラミング教育用のセットが2020年1月9日に発売されます。
education.lego.com

LEGOブロックというハードウェアから組まなければならないため、ちょっとハードルが高いのですが、
それまでLEGOブロックに親しんできた子供にとっては、自分の作った作品が動くという経験は、とっても刺激的だと思います。

私はITエンジニアですが、あまりハードウェアを制御するプログラムを書いたことはありません。
それでも、オリジナル作品を作りたい人に向けて、
ハードウェアをソフトウェアで制御する時には、だいたいこんな感じで作るよ、ということをお伝えします。

やりたいことを考えよう

最初の難関です。
困っていることや、これやってみたいなぁ!できたらワクワクするだろうなぁ!を探します。

いきなりオリジナル作品を作るのはハードルが高いので、
たくさんあるサンプルをもとにアレンジするところから始めよう。
作れば作るほど、SPIKE Primeへの理解が深まって思いのまま作れるようになるよ。

「モック」を作ってみよう

動かない見本のことを「モック」と呼びます。

どんな形をしていて、どこを動かす?
強度不足でパーツが外れたりしないかな?
そんなことを確かめながらブロックを組んでみよう。

手動で動かせるようにしよう

ギアやクランクを組み込んで、手動で動かせるようにしてみよう。

ギアを入れるスペースはあるかな?
動力を伝えるにはどうすればいい?
動かした時に他のパーツにぶつかったりしないだろうか?
そんなことをチェックしながら動かしてみよう。

電化しよう

モーターやセンサーを搭載して、ギアに繋いでみよう。
電線が通るスペースはあるかな?

うまく配線ができたら、ラージハブ(CPU)の電源を入れてアプリと連携させよう。
SPIKE Primeは専用アプリ上からScratch3.0でプログラミングするよ。

最初のプログラムはシンプルに。
急にハイパワーで動かすとパーツが吹き飛ぶかもしれないから、最初はモーターのスピードを一番ゆっくりに設定して動かしてね。
うまく動くかな?
センサーの認識はできてそう?

プログラムで制御しよう

プログラムを作り込んでみよう。

右に左に、モーターの回転方向を変えれば、ゆらゆら揺らすことができるよ。
センサーで傾きや距離を検知して、動作を使い分けることはできるかな?

改良しよう

作ってみてどうだったか、振り返ってみよう。

飾りをつけて見た目をよくしたり、新しい動きを追加してみよう。
単純なマシンから、慌てず焦らず、少しずつブラッシュアップしていこう。

購入はアフレルから

実際の製品も、大まかにはこんな感じで作っていきます。

ただ、開発期間を短縮するためにハードウェア開発とプログラムが並行したり(そのせいでハード屋とソフト屋が喧嘩したり…)
安全に使えるようにテストをしっかり行なったり、
誰でも使えるようにわかりやすい説明書を作ったりなど
ちょっとした「大人の事情」が加わります。

今のところ、SPIKE Primeはアフレルから予約できます。
education.lego.com

また、LEGO BOOSTなら、(プログラム言語は専用言語になりますが)一般流通しています。

このブログを読んで「やれるかな?」が「やれそう!」に変わったら幸いです。