オカンハック

母親目線での「便利!」を備忘録的に書き溜めていこうと思います。

育休プチMBA®勉強会に参加しました


こんにちは。カーチャン です。

3/10に行われた、育休プチMBA®︎勉強会に参加しました。
ikupuchi20200310.peatix.com

実はですね、本当は私、3/9に名古屋で行われる予定だった方の勉強会に参加する予定だったんです……
ええ…申し込み先をミスりまして😅💦
気づいたのが前日で、滝汗でしたよ。

結果的に、コロナによるオンライン講義になったこと、そして(周りに大迷惑をかけて)都合をつけたことで、ギリギリ参加が叶ったわけですが、
前向きに捉えると育休プチMBA®勉強会の創立者である国保 祥子さんの講義を直接聞ける機会って、すごく大きなチャンスだったのでは?!と巡り合わせに感謝します。

育休プチMBA®勉強会とは

育休プチMBA®勉強会は
育休を利用して、スムーズな復職に必要な思考技術を学ぶための勉強会です。

赤ちゃん連れでも安心の環境で、
子どもを持つことで労働時間や場所に制約を抱えることとなった方が
組織で活躍するために必要なマネジメント思考をケースメソッドで学びます。

Peatixイベントページより

育休プチMBA®勉強会は、育休期間をマネジメント能力開発の機会と捉え、
MBA*1さながらに、経営に資する存在となるためのディスカッション、思考トレーニングを行う場です。
運営も、育休中のメンバーを中心に行われています。

今回は、Zoomを使用したオンライン会議システムで講義を行いましたが、
普段は東麻布のセミナールームで開催されています。
また、教育を受けた「ファシリテーター」の皆さんが、全国でセミナーを開催しています。

テーマ「時間制約をどう克服するかを考える」

今回のテーマは、「時間制約をどう克服するかを考える」です。
育休プチMBA®勉強会では、よくある事例が描かれたケース教材をもとにディスカッションを行うという、「ケーススタディ教育」を行います。
育休後に直面するであろう事態を疑似体験することで、思考力を鍛え、他者とのディスカッションを通じて思考プロセスを深め合います。

ワンオペ育児をこなしながら、憧れだった広報部に復帰した美咲。
数ヶ月後に控えた社外への発表に向けて、準備を行っていく。
しかし、残業ができないことで徐々に社内での不協和音が発生し始め、ついにミスが発生。
追い討ちをかけるように、子供がインフルにかかり……

この事例が、胃が「キュッ」となりそうなリアリティで…
ああ、一度目の時短復帰の時に私もやってたわ……って泣きそうになりました。

美咲の課題とは何か、短期・長期を課題をどう克服していくかについて、
グループワークと全体ワークを交互に行ないました。

美咲は何が良くなかったのか?

最初のうちは、お互い知らない人同士なのでちょっと戸惑う場面もありましたが、
徐々に活発に意見交換をすることができました。

「自分ができること、できないことを共有できていない。」
「誰かがやっていてくれるだろうという甘えを感じる。」
「アクシデントに対する想定が甘かった。」と、厳しい意見も出ましたが、
「『助けて!』と周りを巻き込めなかった」という意見が出て、そこから一気に空気が変わり、
「なぜ『助けて』と言えなかったのだろう?」
「産前の自分と比べているのではないか。」
「時短だからとナメられたくない、成果を出したいという気持ちが、スタンドプレーに繋がったのでは」という意見が出ました。

いい意見が出るたびに、
「それって、具体的にはどういうことですか?」「つまりXXということですか?」
という深掘りの質問が、ファシリテーター国保さんから入り、
発言した人は「え?」と戸惑いながらも、しっかり答えていました。
ケーススタディ教育」では、自分の意見を持ち、きちんと伝えることと共に、
他人の意見を聞いて自分の意見と比較したり、討論を通じて多面的に考えることができます。

育休プチMBA®勉強会の狙いとして、「個別最適ではなく全体最適を考えてものごとを判断する(マネジメント視点)。」があり、
そのためには、自分だけの成果を高めるプレイヤー思考から、チームで成果を上げるマネジメント思考にシフトしなければならないということを国保さんは説いていました。

私も、自分でやりきれなかったところを後輩たちに引き継いでもらっていたりしたので、「チーム」のありがたさを、1度目の復帰の際に感じました。
反面、自分でギリギリまで抱え込んで、間に合わずに直前でギブアップしたことも何度かありますし、
定時後の会議やキックオフ飲み会に参加できず、置いてけぼり感を感じたこともありました。

チーム指向の働き方って、やらなきゃな、貢献したいな、と思いつつ、
でも、実際に「何がチームの為なんだろう」「どういう動き方をすればいいんだろう」と考えると、難しいんですよねぇぇぇ orz
こと、復帰直後って、どこまで自分が働けるか未知数だし、フルで働けないことに引目を感じてつい意地を張ってしまうんですよね。

ただ、やらないとこうなるのは、体験済み。
復帰したら、もう一度初心に帰って、全体目線や、目的やビジョンを共有した関係づくりに気をつけないとな、と思いました。
「とりあえずやってみる」タイプなので、全体目線、とても苦手です……

参加してみて

今回、偶然とはいえ本家の育休プチMBA®勉強会に参加できて、とても実りの多い時間を得られました。
4月から時短復帰をすることになるので、いつからフルタイムに戻すかなど、考えることは山ほどありますが、
「組織目線」で俯瞰することは、課題であると思いました。

Zoom講座の良かったところ、悪かったところ

Zoomは以前にも利用したことがありますが、機能が豊富でいいですね。
今回40人ほどが参加しましたが、ラグも少なく、スムーズに会話を行うことができました。
うまくカメラがつながらないトラブルも数名発生したようですが、恙無く終えることができました。

遠隔地でも参加できたことはとても嬉しいことだったのですが、
自分の特性として(?) 画面の向こうの話者が常にこちらを向いているので、思わず自分だけに話しかけられているような気になってしまうので、
ついベラベラ話してしまわないように、気をつけたいと思います。


育休プチMBA®勉強会では、定期的にイベントを開催しています。
普段は東麻布を中心に活動されているようですが、3月中はコロナウイルスの影響を鑑みて、オンライン開催をしているものもあります。
タイムマネジメント以外にも、組織として働く上で大切なテーマがいろいろ設定されているので、機会があれば、ぜひご参加ください。
ikukyumba.wordpress.com

国保先生の著書

働く女子のキャリア格差 (ちくま新書)

働く女子のキャリア格差 (ちくま新書)

勉強会の参考文献。
管理職になりたいわけではない人も、「管理職の考え」が理解できれば、組織への貢献度が上がって、形見の狭い思いをしなくて済むはず!

*1:Master of Business Administrationの略称。経営学修士と呼ばれ、経営学の大学院修士過程を修了すると与えられる栄誉ある称号 by https://www.business-paradigm.com/column/mba.html