オカンハック

母親目線での「便利!」を備忘録的に書き溜めていこうと思います。

基準って大事。でも、基準ってどうやって作る?

お久しぶりです。カーチャンです。

卒業・入学シーズンが終わりましたね。
入学当時を思い返してウルウルきました。

着物を着た方もいるかもしれません。
かくいう私も着物を久しぶりに着たことにより、第N次着物ブームがきました。
でも、ご予算そんなに取れないから、メルカリなどで中古着物を漁る日々です。

つい先日買ったのは、これ!
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しじら織の綿の単衣です。
シボという凸凹がついていて、
さっぱりしてて柔らかい、とても着心地がいい逸品です。
中に襦袢を着て単としても、肌着に着て浴衣にしてもいい、夏着物にしては、長い期間着られるお得な生地です。

……お着物に詳しくない方もピンときたかもしれません。

サイズミスってかなり小さいです!!

うわーーん!!

母に見せたら「寝巻きかね?」と言われ、
なまじっかパジャマにもありがちな生地感と柄だから、もう寝巻きにしか見えなくなりました!
うわわーーん!

洋服なら、物理的にパツンパツンになるから分かるんですが、着物は物理的には着れるのがね……
いいところのはずなんですがね、
裏目に出ると「着れたけど大事故」になるんですよねー

「そんなん違和感感じるじゃん?」
と思いますが
「違和」を感じるには、
「基準」が必要なんですよ。

普段からジャストサイズで誂えてたり、回りの方が正しい着方をしていて目が肥えていれば、
知らず知らずに基準ができていて、違和感になるんでしょうが、

普段あまりちゃんと着物に向き合ってないわ、
お安いからって中古着物ばっか買うわ(だいたい小さい)
で、事故るんですよね〜

一応「着丈は身長±5cmまで」とか、業界標準はあるのですが、
それらを知識として知っているか
とは別に、「実感として、着心地がいい、動きやすい」を感じているか?というのがあるんですよね。
(でも「裄は、腕を45度に降ろした時の肩から手首のぐりぐりまで」って言われても、一人で測れネェじゃん!)

入るし、いつもツンツルテンだからこんなもんかー
と思ってましたが、みっともないボーダーを軽々超えていたようで。

なんかこう、書いてて「やたら若者用語を使いたがる老害(しかも微妙に用法を間違っている)」のイタさと似ているな、
と思いました。
「本人は使いこなせているつもりで、若者からは使いこなせてない違和感」っていうの。
あるいは「ニワカオタク」でテンション上がってる時。

そう考えると、「痛さ」は通過儀礼なのかも?
どんどんチャレンジしよ!
と前向きになれますね。

そして、その「イタい期間」を少しでも苦痛なく、そして早く過ぎ去るためには、
よく言う「一流に接しろ」ということだと思います。

何もハイブランドの高いやつを買えという訳ではなく(それもあるあるな失敗)
使っている材料が上質で、きちんと自分の体や用途にフィットしているもの、ということでしょうね。

そして、厳しくも優しい「案内人」がいれば最強ですね!
本来はそれが「プロフェッショナル」だったはずなんですが、「売らんかな」な人もいらっしゃいますからね。
お友達なり、ご親戚なり、信頼できる人を探すしかない。

「着付けなんてネットでいくらでも公開してる」
といいますが、
何事も、ど初心者のど初心者は、土台が大事。
そして、土台を作るには、信頼できる人とモノを捕まえるのが一番。

古い人間かもしれないけど、そう思います。