東京・大阪・名古屋の違いを勝手に痛感
初めてのコンサートは、確かラルクだったと思います。
チケットを取ってくれたお友達と一緒に、ワクワクしながら名古屋ドームに入り、座席を探し、開演を待ちました。
会場の照明がおち!
さあいよいよ!
どの曲から始まるのかな?
どんな衣装かな?
あ!誰か出てきた!
「HEY!guys!」
ノリノリで出てきたのはアフリカ系のヒップホップな方!
え?!
誰?
会場間違えた?
どよめく会場。
ペラペラ!と話す外人さん!
イェー!
とか、会場を乗せようとしてるけど、
英語が分からない田舎者オーディエンスたちは、さらにパニック!!
顔を見合わせてオロオロしてます。
身振り手振りで盛り上げようとしてることは伝わりますが、
いや、何言ってるかわかんねぇよぉ!
日の本のことば、しゃべれよう!
泣きそうなオーディエンスの反応に、泣きそうなDJ。
ついには
「OKOK……」
と、トボトボ袖に帰ってしまいました。
その後、何事もなかったかのようにコンサートは開かれ、つつがなく終了しました。
帰り道で友人と2人
「オープニングの外国人、エラい困ってたね。」
「うん、きっと、東京とか他の公演は、みんなイエーー!って乗ってくれたんだろうね。
かわいそうにね。」
「東京だと、きっと英語がわかる人が多いから、何か言ってたアレも聞き取れたんだろうね。」
「大阪は、きっと分かんなくてもノッてくれたんだろうね。」
「ごめんね。名古屋人、田舎者だから…」
「申し訳ないね。
英語アレルギー多いし、基本ノリ悪いし。」
「袖でめっちゃヘコんだろうね……」
「うん……かわいそうにね。」
大都市への壁は厚いなぁ……
と、なんとも言えない気持ちで帰路についたのでした。