瀬戸にろくろ体験に行きました
お久しぶりです。カーチャンです。
唐突ですが、皆さんは「ろくろを回すポーズ」をご存知ですか?
ITエンジニアなどのインタビューでよく見る、両手を差し出してちょっと前のめりになっているポーズです。
Googleなどで画像検索すると出てくると思います。
夫と「エンジニアたるもの、ポーズだけではなく、実際に回してみたい!」「本当にあのポーズなのか、試したい!」と話していまして、
結婚記念日に、子供たちを預けて瀬戸まで行ってきました。
体験の窯元さん的にはウェルカムでしたが、作品を触ったり壊したりしないか心配で……
愛知県には、常滑と瀬戸という「二大焼物の街」があるのですが、
どちらかというと、常滑は陶器(ザラザラ)瀬戸は磁器(ツルツル)とやんわり棲み分けをしています。
今回は、北側の瀬戸に行ってきました。
オンリーワン陶芸教室さんでろくろ体験
向かったのは、窯町にある「オンリーワン陶芸教室」さん。
陶芸体験教室 ろくろ ブライダルギフト 絵付け 出張体験[愛知県瀬戸市]
細い道を通り抜け、駐車場から藪を降りていくので、最初は「ここで合っているのか…?」と心配になりましたが、
ステップバイステップで楽しく教えていただきました。
※皿を作っているところなので、ろくろを回すポーズになりませんでした。
茶碗など、周りが立っている作品の時に撮って貰えばよかった。
基本的な料金は、作品の大きさで決まってきます。
また、追加で作る場合はオプション料金、
手元に送るときは送料がかかります。(取りに行くなら無料)
まず、料金や作陶についての説明を受けた後、サンプルから作りたいものに近いものを選んできます。
サンプルの裏に出来上がりサイズが書いてあるので、そこから焼成前のサイズを割り出します。
焼成前のサイズが、ろくろで作る時の目標サイズです。
これ、めちゃくちゃうまいなと思いました。
他のところで焼物体験をしたことはあるのですが、「ひとまわり大きく作ってください」というように、抽象的な説明だったので、素人には「ひとまわり」がどれくらいのサイズ感が分からなかったのです。
また、作成前にラフ絵を描くのですが、書き写すために観察することで、作るもののイメージを固められてよかったです。
エプロンとクロックスを貸してもらって、いざろくろの前へ。
まずは見本を見せてもらったのですが、
本当に土が手の中で自由自在に形を変えていって、あっという間に茶碗の形へ。
そして、また元の塊へ戻っていきました。自由自在ですごい!
ところどころ、手を添えてもらいながらやったのですが、やはり、ろくろは難しい……
力を入れすぎるとぐにゃっと抉れていくし、
ある程度力を込めないと、ずっと同じ形だし……
手で水を湿らす具合や、手の微妙な角度で、どんどん形が変わります。
普段はなんでも卒なくこなせる夫も、なぜか大苦戦。
どんどん歪に広がって行きます。
「旦那さんは、普段から小指を支えにして物を持っている。癖が出るんだ」
と、言われていました。
形ができたら、釉薬を選びます。
赤い釉薬以外は、全て焼成料金内。
瀬戸らしい、織部(緑)や黄瀬戸、青磁色など、10種類の中から選びます。
単色もできますし、2つの色を選んで、バイカラー(釉薬の具合によってA、AB、Bの3色になることも)にすることもできます。
本当にこれも迷ってしまいます〜
これから乾燥、焼成を行い、
4ヶ月後、今なら春くらいに出来上がります。
楽しみです。
一緒に「窯めぐり」も楽しみました
この日は、年に2回の「窯元解放デー」だったので、合わせて他の窯元さんにもお邪魔してきました。
水野の「椿窯」さんでは、銅板で刷った下絵を転写する作業にチャレンジ!
下絵を素焼きしたお皿の上において、
水をつけた筆で、下絵についた糊を少しだけ溶かして転写するのですが、
これがまた、難しい!
社長さんは、スッスッとやられるから、簡単に見えたのですが、
水が多すぎて滲んだり、逆にちゃんと定着せず薄かったりと、大苦戦!
2回チャレンジしましたが、どちらもうまくできずに、焼成はやめさせていただきました。
ガンプラのデカールに似ているので、昔とった杵柄でできそうな気はしたのですが、難しかったです。
リベンジを誓って、鳥獣戯画の湯呑みをお買い上げしました。
工房や道具も見せてもらって、
裏話を聞かせてもらったりして、すごく楽しかったです。
まとめ
「瀬戸で陶器を買う」というと、9月の「せともの祭り」が有名ですが、
この時期も、紅葉がきれいだし、窯元見学ができるし、穴場でしたね。
秋の大人デートに、瀬戸、おススメです。