オカンハック

母親目線での「便利!」を備忘録的に書き溜めていこうと思います。

WELQ公開停止。「正しい」は、どう保証する?

ついに、という感じがします。 

DeNAの医療キュレーションサイト「WELQ」が、「専門家の監修を受けていない、信憑性が薄い情報が含まれる」としてサイトを公開停止にしました。

DeNA、医療情報サイト「WELQ」全記事を公開停止 「信憑性薄い」指摘受け - ITmedia ニュース

 

「キュレーションサイト」とは、ある話題についての情報を収集・編集したウェブサイトのことで、「まとめサイト」とも呼ばれます。

利用者が雑誌などでいう「編集者」となり、情報を引用・編集して記事にする仕組みです。

編集した記事は、誰でも閲覧することができます。

ウエブサイトによっては、記事の閲覧者数により、運営者からマージンを受け取れるもあります。

 

私も、ネット上で調べ物をすることが多く、このブログの裏どりもネットで行うことが多いです。

ウエブは、新聞や雑誌と異なり、誰でも自由に情報を発信することができます。

反面「うそはうそであると見抜ける人でないと(ネット掲示板を使うのは)難しい」という「ひろゆき」の名言がある通り、

根拠のない情報や、有害な情報も自由に発信することができます。

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テレビや新聞、書籍の場合、少なくとも「ネットにポチッ」よりはるかに大きな金が動いているので、迂闊な誤情報は出せないから信憑性が高いとされるのであって、トンデモな時もありますよね。

(知り合いのお医者様が、テレビの情報番組を曲解した患者さんにブチきれていました。)

 

特に医療・健康・美容分野は、トンデモが命に関わることもありますので、情報の取り扱いには注意を払いたいところです。

 

本当は、専門家に聞いたり、専門書をあたるのが有効なのですが、

「誰が書いているか」「発信源はどこか」「他の説はどんなことを言っているのか」をチェックするだけでも、自衛になるかと思います。

特に、今、キュレーションサイトがブームなので、記事はいっぱいあっても書いている人は同じ場合や、主催者同士がお友達いう場合が多々あります。

 

また、人間は、都合のいい情報ばかり覚えてしまうので、そういうバイアスがないか、自分に問いかけることも必要です。

 

どんな道具も、いい面と悪い面があります。

上手に付き合っていきましょう。