オカンハック

母親目線での「便利!」を備忘録的に書き溜めていこうと思います。

【受講記録】4/24 マルハチ会ライフプランニング勉強部 NISAを有効利用した投資信託の選び方

4/1にジュニアNISAについてのエントリーを投稿しました。
「ジュニアNISA」から始める、子供のマネー教育 - オカンハック

私も子供の口座を開設しましたが、まだ運用は始めていません。

この口座の運用目的は、進学費用の足しと、将来的な金融教育の題材にすることです。
長期で安定的に運用することになるので、投資信託向けだろうと考えたのですが、肝心の投資信託のことをあまりよく知らないので、この勉強してから挑むことに決めていました。

※この講座、および当ブログは、特定銘柄への投資を勧めるものではありません。
投資は自己判断で!

内容


NISAについて

NISAは「少額投資非課税制度」のことで、120万円までの枠内で取得した株式・投資信託から得た利益を、最長5年間非課税にするという税制優遇措置です。

投資で得られる利益は、

  1. 譲渡益(=売った時の金額。利益ではないので注意!)
  2. 配当、分配金

の2種類で、通常、それぞれに税金が20%かかります。

5年間フルで持っていた方が、その間の配当を税金を引かれずに貰えるので得なのですが、その間の株価変動のリスクがあります。
高配当とされる銘柄でも利回り(配当÷取得金額)が3%ほどなので、下手な相場に飲まれると売買差損であっという間に消し飛ぶんですよね…

そういう点では、安定した銘柄の方が、安心して持っていられると思います。

投資信託について

投資信託の「信託」を辞書でひいてみます。

他人に財産権の移転などを行い、その者に一定の目的に従って財産の管理・処分をさせること。
しんたく【信託】の意味 - goo国語辞書

つまり投資信託とは、他人(ファンド・マネージャー)にお金を預けて投資の運用をしてもらうことです。
たくさんの人がお金を出しあったら、例え一人ひとりの出資は少なくとも、まとまった額になります。
その集めたお金を元手に、ファンドマネージャーが運用し、儲けの分け前を「分配金」として投資家に還元するというしくみです。

投資信託であれば、個人では買えない大型銘柄に投資することができますし、複数の銘柄に分散投資することもやってくれます。
さらには、新興国や外国株など「プロ向け」の銘柄にも投資することが容易です。

投資対象など、どのような方針で運用するかは、それぞれの「目論見書」に書かれています。
目論見書には、運用方針の他に、分配金の額や取引手数料、売上高(≒資金)などが書かれており、投資信託の取り扱い説明書となっています。

プロが運用すると言っても、神様ではないので必ず儲かる訳ではありません。
運用成績次第では、分配金が増減したり、信託証券の価格(基準価格)が増減します。
また、株と同じく、市場トレンドや国債利率、政府発表などから影響を受けます。
加えて、(滅多にないですが)運用している会社が潰れることもあります。

しかし、上記リスクは株も同じです。
逆に分散投資という性質上、基準価格の値動きは株よりゆったりしているので、株価をこまめにチェックできない人は、投資信託の方が扱いやすいかもしれません。

株と違い、購入・売却時の他に、運用中もファンドマネージャーへの報酬が発生します。
少しお金の流れがややこしい為、デイトレよりも、長期運用してなるべく動かさないようにしたほうが、手数料を無駄にしなくてすむでしょう。

投資信託の種類

分類は、いくつかの切り口があります。

  • 募集方法 :
    • いつでも売買できるオープン型
    • 募集時期などの条件があるユニット型
  • 運用方法 :
    • 基準価格が指標に沿うことを目標とするインデックス型
    • インデックス以上の利益を目指すアクティブ型
  • 分配金:
    • 都度お金としてもらう
    • 自動で同じ投資信託を買い増す再投資
  • 投資先
    • 株などの運用益でハイリターンを狙う株式型
    • 株を含まず債権利息でローリスクを目指す公社債

これらにより、値動きの幅や、変動要因が変わります。
例えば海外株なら、為替や国際情勢に影響を受けます。

最適な投資先を見つけるためには

有名な孫子の言葉に、次の言葉があります。

彼を知り己を知れば百戦殆からず。

目論見書で投資信託の方針を知っても、果たして自分の投資目的に合っているかは、また別の話です。

まずは運用できる資金額を設定しましょう。
投資は余剰資金で行うことが鉄則であり、生活費や使用目的が明確なお金を投資に回すべきではありません。
(結婚費用を使い込んで、式が挙げれなかった……という話は、噂で聞くことがあります。)
出せるお金の中で、無理なく運用し続けることが大切です。

資金額が多ければ、多少ハイリスク・ハイリターンの銘柄を選んでも、挽回する体力があります。
資金額が少なければ、逃げられない(売りたい時に売れない)と致命傷になるので、安定した銘柄や、流動性の高い(=出来高の多い)銘柄を選びます。

次に、運用期間と投資目的を決めることが大切です。
市況は日々変わります。
例えば長期で運用できるなら、一時的にマイナスになっても、プラスになる時期を待つことができるので、ハイリスクでも利回りがいいものを選べます。

買い方でリスクコントロール

買うと決めたら損は避けたいところです。
「絶対損しない方法」はありませんが、「できるだけ損しない方法」はあります。

  1. 投資先の地域・ジャンルを分散する
  2. 長期運用をする(持っている限り配当は貰える)
  3. 定額積立で取得額の変動を分散する
  4. トレンドを読む
    • 統計や決算の発表(現在どうなってるかがわかる)
    • 選挙(国の運営方針の転換点となるかも?)
    • 日経平均、ダウ、円ドル為替 など(経済全体の流れ)

こちらも、株と同じですね。
しかし、より「マーケット全体を見る目」が必要になります。

所感

投資信託については、証券会社のウェブページやビジネス本など、色々なところに書いてありますが、専門用語が多くて読んでも理解しきれませんでした。
また、裏のカラクリも少しわかったので、目論見書を読むポイントがわかって安心しました。

独学だと「わかったつもり」が多いので、基礎の基礎から詳しい人にきちんと聞けてよかったです。

マルハチ会 ライフプランニング勉強部では、経済的自立ができる人となることを目指して、投資や保険など金融についての勉強会を開いています。
「投資なんて、なんか騙されそう…」
と思っている人ほど、聞いて為になる講座だと思いますよ。
興味のある方は、ぜひ参加してくださいね。

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