オカンハック

母親目線での「便利!」を備忘録的に書き溜めていこうと思います。

備忘録 今年の梅仕事

今年は梅の代わりにらっきょうと山椒を漬けました。

でも梅を見たら寂しくなってしまい、
梅干しと…

茶梅(梅の甘露煮)を作りました。


完熟梅は、日持ちがしないのでシーズンが短いです。
見逃すと大事な行事をすっぽかした気分になるので、6月末からそわそわです。

漬物は、
「大変じゃない?」と言われますが、
材料を合わせてつけるだけで、(なんならつけだれも買う)後はかびないように毎日ゆするだけ。
工程としては単純です。
やってみたら簡単だと思うので、ぜひやってみてください。

有松絞り祭り エンジョイしてきました。

最近、着物投稿ばかり失礼します。

有松絞りまつりに行ってきました。

交通の便がアホかってほど悪い有松ですが、(名鉄ばかりに頼らず、地下鉄駅からも臨時バス通してよ名古屋市💢)(車はイオン有松の駐車場頼み)
3年ぶりとあって、めちゃくちゃ盛況でしたよ。

浴衣の人も1割くらい?
その中の半数以上が絞りの浴衣を着ていました。
ステキステキ!!

B級品の反物も2〜3万円ごろ。
湯のしや仕立て代で+2万円って感じです。

他にも、ワークショップや和雑貨、フードなど。

山車の展示もあり、とても賑やかでした。

特筆するべきは、「荒井はきもの店」さん。
草履・下駄の実演販売をされていますが、台と鼻緒をカスタマイズして作ってもらえる上、その場で調整もしてもらえます。

下駄ってちょっとのあたりで、履き心地が大分違うから、ファンが多いのも納得…

「しっかり調整をしたいので、ネット販売はしません」と、ご主人。
すげるのに時間がかかるので、早めに行って、すげてもらっている間に散策するのがオススメです。
大阪から出張されているので、この機会にぜひ覗いてみてください。

大須「飾屋」さんの、かわいいガマ口バッグもお迎え。
他にも和にも洋にも合いそうなバッグがありました。
長財布も500mlもバッチリ入る、見た目より大容量のバッグです。
ガバッと口が大きく開くのも使いやすい。

隣のお店の、かんざしやブローチもめっちゃかわいくて、もっとちゃんとリサーチして、予算組めばよかったー!

結構日差しが強いので、水分対策、日焼け対策はしっかりと。
混んでいるので、日傘より帽子がオススメです。

明日もやっているので、是非一度足をはこんでください。

ガマ口バッグがステキな「飾屋」さん
大須のちいさな着物店「飾屋」

大阪の「荒井はきもの店」
三代目挿げ職人が仕立てる下駄・雪駄・草履。荒井はきもの店

デニム着物はいいぞ。浴衣の次の着物に迷ったらコレ!

こんにちは。カーチャンです。
引き続き、着物の話題です。

夏に着たかった阿波しじらの単衣を上っ張りにしてしまったので、初夏から秋口にかけての普段着物がなくなってしまいました。

そこで気になったのは、
漫画家の漣ミサ先生のデニム着物レポ。

よさそうだったので、おなじ「TAYU-TAFU(たゆたふ)」のデニム着物を買ってしまいました。
漣先生はブルー、私はもう少し淡い色にしたかったので、「新ブルー」にしました。

結論ですが
これ、いいです。
特に、浴衣は持ってるけど、次の一着何にしよう?っていう方は、ぜひ試していただきたいです。

ポイント1 気を使わず着れる!

着物の気を使うポイントって、あまり洗濯ができないということだと思います。
デニムなので洗えます。醤油こぼしても雨に濡れても大丈夫!

着付けやすく、着崩れしにくいのもポイント。
洗える着物といえば、たいていのものがポリエステルなんですが、ポリエステルってスルスル滑って着崩れやすいんですよね……
この点、デニムは綿素材なので、多少激しく動こうが、摩擦があるので着崩れしにくいです。

特に新ブルーは、ポリエステルが入っているためストレッチが効いていて、動きやすいですよ。

ポイント2 ステップアップのハードルが低い

浴衣を持っている方なら、腰紐や半幅帯、着物用インナーなどが手元にあると思います。
それらはデニム着物にそのまま使えるものがほとんど。
なので、ハードルがめっちゃ低い!

浴衣みたいに着てもいいし、もっときっちり着たいなら、長襦袢(ながじゅばん)や足袋(たび)、草履を追加購入するとよいと思います。

足袋って、足袋の履き心地もなんですが、こはぜ(足袋の金具)のハードルが高いんですよね。
足袋型のソックスでもいいかと思います。
最近は、レース足袋が流行ってます。
めっちゃ滑りますが、とても可愛いので、ぜひご検討ください。

更に「ちゃんとした和装がしたいな!」と思ったら、
名古屋帯、帯枕、帯締め帯揚げを買い足せば、いわゆる「普通の着物」として着れます。

博多織の袋帯の場合、通年締めれるので、
半衿帯揚げ、帯留めなどの小物で変化をつければ、めちゃくちゃコスパ高いです。

和装って何気に新規アイテムが多いので、少しずつステップアップしていけるは嬉しいですね。

そうそう、草履は「カレンブロッソ」が絶対オススメ!
「足が痛いから、お出かけしたくないな」って思ったらもったいないから!

公式サイトでは鼻緒や本体をカスタマイズして注文できます。
楽しくて無限に時間が溶けます……
【菱屋カレンブロッソ公式】カフェぞうり(カフェ草履)・シマウマ柄バッグ、小物の通販【公式オンラインショップ】

2着目の着物は、ぜひデニム着物を

着物って、「格」だのなんだの、小難しそうなルールがいっぱいあるな…っていうイメージがあると思います。
デニム着物は、「格(フォーマルレベル)」としては低い(めちゃくちゃカジュアル)だけど、だからこそ逆にガンガン着倒せる、着付け練習にもってこいの着物です。

加えて、「季節のお約束」についても、デニム着物は、「木綿の単衣」に分類されるので、
カジュアルシーンに限定すると、10月から翌年5月までのすごく長い期間楽しめます。暑い6〜9月は浴衣にしてしまえば、2着で年間通して着物ライフがおくれます。

「あんまり何着も持ってても着ないし…」
と思っている方にもおすすめです。

「着物着たいな」「着付けできたら素敵だな」と思ったら、
まずはお家で着る練習をしてみてください。
着物YouTuberの紅子先生、すなお先生の動画がとても分かりやすいのでおすすめです。

右も左も分からない時は、初めの一歩が出せるかどうかが分かれ道だと思って、トライしてみてください(^∇^)
他の着物と違って、何十万としないので、箪笥の肥やしになってもまだそこまで痛くない……はず!

着物がもっと日常着になることを、願っています。

メルカリで買ったリサイクル着物を割烹着にしました。

こんにちは、カーチャンです。

引っ越しの最中にストックしていた着物が出てきたのをきっかけに、着物沼にハマりました。
とはいえ、中古着物をメルカリなどで買って、適当に着付けて、お安く遊んでいます。

けど、大体の古い着物って、裄(ゆき。肩から袖までの長さ)が足りないんですよね……
腕が長いオランウータン体型なので、たいていの着物がつんつるてんです(-。-;

今回も、「阿波しじら」という綿着物を落札したのですが、圧倒的に小さかった……

でも、すっごく可愛かったし、デコボコがサラサラして着心地良くて、なんとか着たかったんです。

YouTubeで「ゆきなおし」の動画を見て、
「やれるならいっちょやったろうか」
と、ほどいてみました。


もうお分かりですね……

戻せなくなりました(ノД`)

なんか縫ってあったところと、折り目がついてるところが違うしー!
どこから出てきたかよく分からない縫い糸がでてくるしー!!

ひーーーん!!

でも、そのまま捨てるのがもったいなかったので、こちらのサイトを参考に、割烹着に直しました。

とはいえ、もう脇とか袖とかほどいちゃったので、もうそこは無理やり縫い直して!
ついでに幅出しもして!!
縫い方分からないところはここを参考にして!

だいぶ縫い方間違ってるし、縫い目ガタガタだけど、できたー!!

それにしても、ほどくと「着物は一枚の布」ってことがよく分かりますね。
一時は捨てようか迷いましたが、いい経験でした。

着心地は、軽くてめっちゃ快適です。
しじら織バンザイ。
自分で縫い直したところは、全て手縫いなので、できたときのいとしさもひとしお……

ほどいて思ったのが、
着物と洋服って、設計思想が全然違うな…ってこと。

洋服は体にピッタリ曲線で……っていうのはよく言われますが、それより、
着物は、徹底して再利用が前提。
小さく仕立てても、布を切らずにできるだけ縫い込んで後で伸ばせるように作ってあるし、
半衿など、汚れやすいところだけ交換しやすいように作ってあったり、
「きせ」をかけることで、縫い目が擦れて痛むことを予防する作りにしていたり……

先人たちの知恵が詰まっています。

「着物はほぼフリーサイズ。おはしょりなんかで調整するもの」
というイメージですが、本当は、古着物も自分サイズにピッタリ仕立て直すのが本来の運用方針なのでは?
と、思っています。

ファストファッションの真逆をいく、まさに今流行りのサステナブルなファッション。

着物が見直されればいいのに、と思います。

引っ越しに伴い、DIYにハマりました。

中古物件だったので、リペアしながら住んでいます。
だいたいキレイなのですが、いくつか傷があったので、目立つところはプロに頼み、
小さいところは自分で直しています。

…たのしい。
こういうの、好き。

壁紙直したり

床の傷埋めたり

クラックをコーキングしたり。

YouTubeで動画を見て手順を学びました。

壁紙

床の傷

ジョイントコーク


手をかけると余計愛着が湧きますね。
大事に住んでいきたいと思います。

基準を与えるということと、教育

こんにちは。カーチャンです。

前のエントリーと関連する雑感なんですが、

私の一番最初の自分で着た着物は、学校の授業だったと思います。
うちの高校は、運動会で「郡上八幡」と「阿波踊り」を踊るのが伝統。(これ書くとお里がバレるかもしれませんが)
運動会の準備は、浴衣を一人で着れるようになることから!
お端折りぐっちゃぐちゃでも、着崩れずに最後まで立ってたら合格です。

そこで多分、最初の浴衣セットと、着付け用の腰紐やコーリンベルト、伊達帯を買い与えられました。
(この時には、浴衣なので長襦袢帯締めとかなし)

その後、成人式で振袖を買ってもらい、
成人式だけでなく、友人の結婚式などに、何度か着付けてもらいました。
(ここで長襦袢や帯枕の存在を知る)

また、結婚する時には、「これからは振袖を着られないから、次の礼装としてきなさい」と、色無地を仕立ててもらいました。

祖母がスポンサーだったのですが、おばあちゃん、本当にありがとう。
私がおばあちゃんになった時に、そんな高価なもの与えてあげられる自信ないわ。

こう考えると、私が「欲しい」とねだる前に、「これやっときな」と、与えられてきたんですよね。
それで、何度も着付けて、褒められて(調子こいて)また着たくなって、買い足してみて、自分でも選んでみて……という感じなんですね。

今になって「夏着物が着たい!」って思った時に、
夏物の着物・帯・帯揚げ・帯締め長襦袢だけ揃えたら、着れるようになりました。
トータル2万くらいです。
草履や肌着、腰紐などは、袷(冬物)や浴衣からの流用です。
所作や帯の結び方は、袷と同じ。(←できてないけど)

本題と逸れますが、和装への障壁のいくらかは、
「洋装と互換性がなく、最低限着るためのアイテムから揃えないといけないから」ってこともあると思うんですよね…
就活のスーツでも、靴下やベルトから買っていったら、結構な金額になると思います。

無論、振袖用の帯枕や派手な帯揚げなど、特定シーンでしか使えないアイテムや、
ヨレヨレになって捨てたものもあります。
それでも、多くは少しずつ入れ替えながら使い続けています。

子供を持って与える立場になって、
このことがとても重要だな、と思いました。

学生の時に、「なんでこんなことを」と思っていたものでも、意外と何かの基礎になっていたり。
特に義務教育中は、振り返るとそういうものばかり。
小学校の時の裁縫箱は、まだ現役で活躍してくれています。

逆に、親になって、どんな経験を与えられるか、
それは、本人が「やりたい」と言わなくても、「話のタネにどう?」と言ってあげれるかどうか。
では、どのタイミングで、何を与えるか?
もーね、責任重大に感じてしまいます!

上記は、与えられなかった人、与えてもらえなかった人を、ディスる意図ではありません。
私も、そんな素晴らしい経験を与えられるとは思っていません。
だからこそ、自分達が無理のない範囲で何を与えられるか、どこに力やお金をかけるか、とても悩ましいです。

教育とは、次世代育成とは、難しいことですね。

基準って大事。でも、基準ってどうやって作る?

お久しぶりです。カーチャンです。

卒業・入学シーズンが終わりましたね。
入学当時を思い返してウルウルきました。

着物を着た方もいるかもしれません。
かくいう私も着物を久しぶりに着たことにより、第N次着物ブームがきました。
でも、ご予算そんなに取れないから、メルカリなどで中古着物を漁る日々です。

つい先日買ったのは、これ!
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しじら織の綿の単衣です。
シボという凸凹がついていて、
さっぱりしてて柔らかい、とても着心地がいい逸品です。
中に襦袢を着て単としても、肌着に着て浴衣にしてもいい、夏着物にしては、長い期間着られるお得な生地です。

……お着物に詳しくない方もピンときたかもしれません。

サイズミスってかなり小さいです!!

うわーーん!!

母に見せたら「寝巻きかね?」と言われ、
なまじっかパジャマにもありがちな生地感と柄だから、もう寝巻きにしか見えなくなりました!
うわわーーん!

洋服なら、物理的にパツンパツンになるから分かるんですが、着物は物理的には着れるのがね……
いいところのはずなんですがね、
裏目に出ると「着れたけど大事故」になるんですよねー

「そんなん違和感感じるじゃん?」
と思いますが
「違和」を感じるには、
「基準」が必要なんですよ。

普段からジャストサイズで誂えてたり、回りの方が正しい着方をしていて目が肥えていれば、
知らず知らずに基準ができていて、違和感になるんでしょうが、

普段あまりちゃんと着物に向き合ってないわ、
お安いからって中古着物ばっか買うわ(だいたい小さい)
で、事故るんですよね〜

一応「着丈は身長±5cmまで」とか、業界標準はあるのですが、
それらを知識として知っているか
とは別に、「実感として、着心地がいい、動きやすい」を感じているか?というのがあるんですよね。
(でも「裄は、腕を45度に降ろした時の肩から手首のぐりぐりまで」って言われても、一人で測れネェじゃん!)

入るし、いつもツンツルテンだからこんなもんかー
と思ってましたが、みっともないボーダーを軽々超えていたようで。

なんかこう、書いてて「やたら若者用語を使いたがる老害(しかも微妙に用法を間違っている)」のイタさと似ているな、
と思いました。
「本人は使いこなせているつもりで、若者からは使いこなせてない違和感」っていうの。
あるいは「ニワカオタク」でテンション上がってる時。

そう考えると、「痛さ」は通過儀礼なのかも?
どんどんチャレンジしよ!
と前向きになれますね。

そして、その「イタい期間」を少しでも苦痛なく、そして早く過ぎ去るためには、
よく言う「一流に接しろ」ということだと思います。

何もハイブランドの高いやつを買えという訳ではなく(それもあるあるな失敗)
使っている材料が上質で、きちんと自分の体や用途にフィットしているもの、ということでしょうね。

そして、厳しくも優しい「案内人」がいれば最強ですね!
本来はそれが「プロフェッショナル」だったはずなんですが、「売らんかな」な人もいらっしゃいますからね。
お友達なり、ご親戚なり、信頼できる人を探すしかない。

「着付けなんてネットでいくらでも公開してる」
といいますが、
何事も、ど初心者のど初心者は、土台が大事。
そして、土台を作るには、信頼できる人とモノを捕まえるのが一番。

古い人間かもしれないけど、そう思います。